先日、草刈り機の修理が入ってきました。
エンジンが掛からないということでした。
スターターロープを引いてみると少し違和感があったので、焼き付いているかもしれないというと、お客さん自身から使用中にエンジンが止まったということでした。
マフラーを外してみるとピストンに傷がしっかりと付いていました。
焼き付いた原因は何か少し調べてみることにしました。
エアフィルター、プラグなど外してみてカーボンやスス等はあまりふちゃくしていないようでしたし、ゴミが入った形跡もないようでした。
燃料を見ると黄色ぽい燃料でした。
生ガス(オイルを混ぜていない燃料を私はこう呼んでいます)を入れたのかなと思いました。
混合ガソリンか生ガスか簡単に調べる方法を教えます。
段ボール紙などに小量燃料を掛けます。
しばらく放置します日光などに当てると効果的です。
混合ガソリンならば、ガソリンが蒸発してもオイル分が残るので段ボール紙にオイルの跡が残ります。
普通のガソリンですとほとんど跡が残らず蒸発してしまいます。(添加剤等が入っている場合は若干残りますが目立たない)
夏の暑い日ですと結果が速く分かりますが、冬の寒い日は結構時間がかかります。
今回は、段ボール紙に跡が残ったので混合ガソリンだと判断しました。
近頃の混合オイルは色々な色のものがあり、着色剤を少なくした色の薄い物もあるようです。
今回のオイルはその手の物と思いました。
お客さんによるとガソリンスタンドで混合してもらったといっていたので、混合ガソリンに間違いないはずだと思いました。
エンジンを回しすぎたのかどうか聞いてみましたが、田圃の畦を低回転で切っていたので回しすぎてはいないとのことでした。
なにが原因か分かりませんでした。
しばらくお客さんと話していて、オイルの話になりハスクバーナの50:1オイルを勧めていたら、お客さんも50:1オイルがいいのは分かっている近所の人に聞いたといいました。
だから、ガソリンスタンドで50:1にしてもらったというではありませんか。
しかもガソリンスタンドの新人に調合してもらったというではありませんか。
よくよく話を聞いてみると、お客さんはとにかく50:1の混合だといいと思っていたようで、オイルはなにを使ってもいいと思っていたようでした。
ガソリンスタンドの新人もお客さんにいわれた通りに調合したようです。
25:1用の混合オイルを50:1に調合していたようなのです。
これだとすぐにエンジンは焼き付いてしまいます。
25:1の混合オイルは必ず25:1で混合してください。
また、50:1の混合オイルは50:1に混合してください。
薄く作ったり濃いめに作ったりしないでください。
たまに焼き付かないようにと濃いめに作るか違いますが、それもエンジンに悪いのでやめた方がいいです。
50:1の混合ガソリンを使うよう指定されている2ストロークエンジンがありますが、それも50:1の混合オイルを使用して混合ガソリンを作ってください。
25:1のオイルで50:1の混合ガソリンを作らないでください。
特にスチールの4Mixエンジン、新ダイワのC4エンジンをご使用の方は、高性能50:1混合オイルを使用した混合ガソリンをおすすめします。
25:1混合ガソリンを使用するとエンジンの寿命確実に短くなります。
ご注意ください。
当店では、価格、性能を考慮するとハスクバーナの混合オイルをおすすめします。
▼こちら▼混合容器燃料と空気はエンジン内部に入っていく物です。粗悪な燃料、汚れた空気が入っていくとエンジンの寿命は短くなるでしょう。
この二つに注意するとエンジンの故障は減ると思います。
それではまた。
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使用したのは1:25の混合ガソリンです。
今日機械屋さんに修理持ち込みました。
なぜかすぐにエンジンかかりました^^;
何だったのでしょう。プラグかぶるようなこともなかったと思うし。
とりあえず元気に動いてくれてます。ありがとうございました。