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スチールMS192Tチェンソー修理ハンドル破損

チェンソーの修理で大変だと思う故障は、チェンソーが外的要因で変形することです。

自動車のようにエンジンと車体が別々ならばいいのですが。
今のチェンソーは本体がクランクケースになっているものが多いと思います。

そのような仕組みのチェンソーに外側から大きな力が加わるとエンジンに直接大きな力が加わることと同じになります。

クランクケースに目に見えない小さなヒビやゆがみが出てエアをかんだりすることも考えられます。

そうなると故障箇所を探すのも大変ですが、やっと見つけ出した故障箇所でもクランクケースまで交換する修理はしないことが多いので、骨折り損になりがちです。
(特に小型チェンソーでは修理しないことが多い、修理代と新品の価格が変わらなくなるので・・・)

今回はMS192Tチェンソーを木の下敷きにしたそうです。
枝の方で下敷きにしたのであまりひどくないとのことでしたが、プラスティック部品を多用している小型チェンソーのこの手の修理は高くなりがちです。

エンジン本体や多くの部品が変形していれば、修理代金がかなり高くなるからです。



パッと見てまずガイドバーはだめでした。
変形していました。
真っ直ぐに戻そうとしたようですがレールがゆがんでいました。

後は写真の青い矢印部分がおかしいと思われるところです。

エンジン本体まで変形していないことを祈ります。
スイッチが壊れているので試運転できないところが、厄介です。

エンジンが生きているかどうか分解して組まないとわからないからです。




ハンドルハウジングとハンドルモールディングが破損していました。
後スイッチシャフトとチョークレバー他も破損していました。

スターターハウジング(ファンハウジング)は変形していましたが、スターターの動きも悪くなくこれくらいのゆがみならば問題はないだろうと判断しました。
ここまで交換すると部品代が高くなるので、やめておきました。

さらに点検してみてもゆがみや破損は見当たらなかったので、たぶんエンジンは大丈夫でしょう。

ハンドルハウジング周りの部品交換だけですむと思います。

組み上げてエンジン始動しましたが問題はありませんでした。
オイルポンプも正常で、これで大丈夫でしょう。

しかし、今回の修理でガイドバーも込みで修理代金2万円を超えてしまいました。

キャブレター、エアフィルターまで破損していたらもっと部品代がかかるところでした。

チェンソーに外側から大きな力がかかる原因は
?落とす
?車などで踏む
?木の下敷きにする

などが上げられます。

?と?は使い終わったチェンソーは決められた安全な場所に置くよう心がけるとこのような故障は起こさないと思います。

特に?はかなり強い力がかかるのでチェンソーにとって致命傷になる確率が高いです。
十分注意しましょう。

それではまた。


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