同じチェンソーでも、寿命の長いものと短いものがあります。
単純に期間が長いだけで比べることはできませんが、実際の使用期間を比べてみても差があるのは確かだと思います。
今回はMS200Tの修理です。
マフラーボルトが片方落ちたということでした。
もう片方も緩んでいるらしく少しがたつきがありました。
運良くシリンダーのねじ山は壊れていませんでした。
マフラーの取り付けはすんなりと終了しました。
しかし修理中にからから音がしていました。最初は取れたマフラーボルトがどこかに入り込んで音を立てていると思っていました。
音の原因を探すためにファンカバーをはずしてみてびっくりしました。

フライホイールのフィンがすべて折れていました。
そして1枚のフィンがからからと音を立てていたのです。

このフライホイールのフィンの残骸はこれだけでした。
ずいぶん前から少しずつ折れていたようで折れ口は古いものから新しいものまでさまざまでした。
よくフィンの破片でファンカバーやスターターシステムが壊れなかったものだなと思いました。
ここまですごいフライホイールは私も初めてです。
エンジンの空冷も悪かったと思います。
シリンダーのフィンもすごく汚れていて、かなり熱はこもっていたと思われます。

ここまで汚れているとシリンダーに断熱材をつけているのと同じだと思います。
冷却効果はかなり低くなっていたと思います。
エアフィルターやガイドバー回りはよく掃除するかもしれませんが、たまにはシリンダーのフィンやそのほかの部分もゴミを落としてください。
チェンソーや機械はきれいに掃除すると滅多に故障することはありません。
消耗部品の交換だけですむことが多いです。
いい燃料、メンテナンスで故障はかなり防げます。
きちんとした販売店ならばチェンソー購入時に必ず説明してくれると思います。
並行輸入品や激安店でチェンソー購入しても説明もなく注意点も知らずに使用していると故障が早く来て結局修理代とかかかり高くつくことになりかねません。
話が横にそれたので戻しますが、メンテナンスが重要です。
それも掃除が一番だと思います。
目立てもですが。
このチェンソーを見たときすごくチェンソーがかわいそうになりました。
目いっぱい使うことはいいことだと思います。(道具として本望)
しかし手入れもしてあげてください。
それではまた。
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2007-10-23
修理
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フライホイールのフィンが破損することは、滅多にありませんが、スターターのラチェットの部品が脱落してフィンに当たり壊れることがあります。
そのときに壊れなくても、ヒビなどが入っていて、しばらくして折れることもあるのかもしれません。
その破片がまたほかのフィンを傷つけるのかもしれません。
そうやって少しずつフィンが折れていったのかもしれません。