あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、今年最初は246の簡単な修理を紹介したいと思います。
これは1年位前の時の画像です。
紹介しようと思っていて、なかなか出来ずにいました。
このような画像がまだたくさんあります・・・
それでは、気を取り直して


これは242シリーズのエアフィルターです。
左が新品で右が古いものです。
エアフィルターも古くなってくると洗浄してもきれいにならないようになります。
破けていなくても、交換したほうがいい時期がきます。
新品時はメッシュ部分が少したるんでいるのが、分かるでしょうか。
このメッシュ部分がぴんぴんに張ったら交換したほうが、いいようです。
それと合わせ目からゴミがはいてくるようになるので、たとえ破損していなくても長期間使用しているものならば、交換した方がいいと思います。
エアフィルターは消耗品だと割り切るようにしましょう。


次に意外と気が付かないのが、スロットルロッドの破損です。
上の写真、左青い矢印の所が破損しています。
ただこれくらいですと実際の使用にはほとんど影響がありません。
しかしこのまま使用し続けていくと、チェンソー本体の方が摩耗していきます。

青い矢印部分が摩耗してきてしまいます。
あまりひどくなると、新しいスロットルロッドを取り付けても、がたが激しくきちんとスロットルを開くことが出来なくなります。
また、がたがひどくなっているので新しいスロットルロッドもすぐにだめになってしまいます。

スロットルロッドの交換は簡単ですが、注意してください。
無理に取り付けたり、間違ったところに取り付けるとプラスティック部分が割れてしまうことがあります。
私は最初にスロットルロッドの針金部先端をキャブレターに引っ掛けて、そしてプラスティック部分を本体に取り付けるようにしています。(上写真)

(写真円)そして次にチョークロッドをキャブレターに引っ掛け、チョークを引っ張った状態でスロットルロッドに取り付けます。
その時青い矢印の部分に注意してください。

そしてチョークロッドを戻せば取り付け完了です。
チョークロッドのプラスティック部分の摩耗が激しいい場合はチョークロッドも交換した方がいいと思います。
ぐらつきが激しくて、チェンソー使用中にチョークロッドが落ちたりします。

次にスイッチについて少々
この手のスイッチがついているものはたまにドツボにはまってしまいます。
外から見て壊れていなくても中が壊れているときがあるからです。
スイッチが切れない(エンジンストップしない)時はスイッチが悪いとすぐに考えるのですが、
エンジンがかからないときはスイッチが悪いということは、なかなか一番最初に考えません。
プラグから火が出ていなければ、プラグが悪いと思ったり、どこかで線が切れていると思ったり(ショートしている)、イグニッションシステムが悪いと考えてしまいます。
私も一度いろいろ他の部品を交換して直らず、スイッチが原因だったということがあります。
スイッチの動きも悪くなく見た目も新しく破損もしていなければ、スイッチが悪いということに思い至らなかったのです。
かなり頭に血が上りました。
それからというものこの手のスイッチがついている機械で、火花が出ないというときは、スイッチを必ず疑うように心がけています。
スイッチから電線を抜き本体に接触させないようにし、それから火花が出るかどうか確認します。
火花が出ればスイッチが原因です。
242シリーズのスイッチ取り外しにはちょっとしたコツがいります。
エアフィルターを取り付けるプラスティックに干渉して、すんなりネジを緩め取り外すことが出来ません。

そこで上写真の赤い矢印のネジをまず緩めます。
そして緑矢印方向にドライバー等で、黒いプラスティックをずらします。
すると青い矢印のネジの頭がドライバーが差し込めるほどに見えるようになります。
取り付け時もこの要領で簡単に出来ます。
後スイッチを壊すということはスターターグリップで壊すことがあるようです。
スターターグリップを引いて、エンジンをかけるときにグリップを戻す際に手で握ったまま元の位置に戻せば良いのですが、たまに引っ張ったところからパッとグリップから手を離すとグリップがスイッチにあたり破損させることがあるようです。
最後に燃料フィルターです。

このチェンソーには左の燃料フィルターが取り付けられていました。
草刈機などでよく使われる燃料フィルターです。
通常は右の燃料フィルターが使われています。
草刈機用の燃料フィルターでも問題はありません。
ただ小さいサイズのものは燃料吸い上げが間に合わないこともあるので注意が必要です。
燃料フィルターも消耗品です。
汚れたら交換するようにしましょう。
エンジンのふけが悪くなったり、エンジン始動しなくなることもあります。
それではまた。
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