前回の続きです。
ゼノアのG3701シリーズで書いてみたいと思います。
G3701には標準で3種類のソーチェンが用意されています。
25AP、91VS、21BPとなっています。
実はピクセルチェンは用意されていないのです。
.325ピッチのソーチェンは21BPのものになるのです。
(輸出仕様にはピクセルがあるようです。)
全国的に見て25APセットのチェンソーが売れているようです。
九州の方では21BPセットの方が多いようです。
なぜ25APが売れているかというと25APソーチェンを取り付けているとエンジン回転が15000回転まで回るそうです。
そして、切れ味も若干いいようで切断面もきれいになるそうです。
(ゼノア営業の方談 いつもいろいろと教えてもらっています)
21BPソーチェンだとエンジン回転が1500回転ほど落ちるそうです。
ソーチェンが丈夫で重量があるからだと思います。
切れ味も若干落ちるそうですが、半分に落ちるとかではなくほんの少しの差だと思います。
目立ての良い悪いの方が差が出ると思います。
ただ25APソーチェンが軽いということは事実です。
エンジンをふかしてソーチェンの回転の立ち上がり等もいいと思います。
そういう理由で25APタイプが選ばれているのだと思います。
ただ九州の方では21BPの方が売れているようです。
25APの破断しやすい外れやすいということを敬遠しているのだと思います。
しかし、91VSに流れずに21BPになるのは何か理由があるのでしょうか。
21BPはリム式スプロケットを選べるといいましたが、当店ではリム式に組み替えて販売していますが、通常販売されているのは21BPでも星型スプロケットのみです。
リム式だからというわけではない理由があるのかもしれません・・・


星型スプロケット(スパースプロケット)

リムスプロケット

これがリム
21BPよりもピクセルチェンのほうが軽量なので、ゼノアG3701に取り付けるといいのではないかと思うのです。
?25APよりも丈夫で外れにくい。
?リム式スプロケットが使用できる。
?21BPよりも軽量なのでチェンソーに負担をかけない。
ゼノアG3701ユーザーサポートページにてピクセルガイドバー35cmセットを販売中です。(ガイドバー1本、ソーチェン2本のセットです)
星型スプロケットもリム式スプロケットも磨耗したら交換が必要です。
磨耗したままのスプロケットを使うとソーチェンにダメージを与えるので注意してください。


上図aの幅が0.5~1mm程度で交換となります。(メーカーによっては0.5mmで交換としています)
段差を測る工具もあります。
▼こちらチェックゲージ(金属)の方です。
25APソーチェンが悪いような感じの内容になりましたが、25APソーチェンもチェンソーアート、樹木医などの作業には絶対に必要となります。
ソーチェンの張り具合(テンション)、星型スプロケットの磨耗具合、ガイドバーの磨耗具合をこまめにチェックすることをお勧めします。
(すべてのソーチェンに当てはまります)
チェンソーは購入時のソーチェンタイプから変更することもできます。
(ソーチェンタイプに他のラインナップがあれば)
ほとんどの機種の場合、
?ガイドバー
?ソーチェン
?スプロケット
?ウォームギア(変えなくて良い機種もある)
を交換することによって違うソーチェンに変更できます。
いろいろ試して自分に合うものを選ぶのもいいかもしれません。
それではまた
ソーチェンに与えるダメージはおっしゃるように叩いて変形しやすいというところでしょう。
木を切るときのエンジン回転数は7000回転から10000万回転くらいの時が一番パワーが出ているとのことです。
(ハスクバーナ)
G3700のキャブレターがどのようなタイプか分からないので当てはまらないかもしれませんが、標準設定から1/4回転戻しというのは許容範囲ギリギリくらいなのではないでしょうか。
フィックスジェットやセミフィックスジェットというキャブはかなり締めても燃料流量の変化が少ないですが、昔のタイプの物は締める量だけ燃料の流量も比例して変わるので、注意が必要です。
それではまた