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燃料ホース亀裂 ハスクバーナ254XP

今回は、燃料ホースの亀裂について少し書いてみたいと思います。


燃料ホースはほとんどゴム製です。
ですから長期間使用すると劣化して破損してしまいます。

チェンソーを使用しないときは燃料をタンクから抜いてからにして保管するようにした方が燃料ホースにもいいかと思います。

劣化したガソリンにゴム製の燃料ホースが長期間触れているとゴムの劣化が早いような気がします。

メーカーによって燃料ホースの耐久性は違いますが、必ず劣化すると思っていいでしょう。

劣化して破損するとエンジンに影響が出たり、運が悪ければエンジンに深刻なダメージを与えることもありますので注意が必要です。



上の写真はホースに亀裂が入っています。
場所はタンクに入ってすぐのところでした。

症状としてはエンジンの始動性が悪くなったり、エンジン回転が安定しなかったりします。

最悪の場合は回転があがりすぎて、ピストンシリンダーが焼きつくこともあります。

燃料ホースの亀裂や破損は別の場所でも起こります。

矢印部分のところや燃料フィルターのところなどに亀裂が入ることが多いです。

ハスクバーナの燃料ホースはゴムのパイプで長さも30cmほどあるので、両端に亀裂が入った場合はその部分を切って使用することもできます。

その場合は他の部分に亀裂がないことを十分点検するようにしてください。


燃料タンクの外側のホースはゴミが付いているとホースに亀裂があるかどうか分からないので、きれいに洗浄してから点検しなければなりません。

燃料タンク内のホースに亀裂があり、またその亀裂によって燃料フィルターが外れていた場合は、キャブレター内にゴミが詰まってしまうこともあります。

タンク内のホースに亀裂があった場合は、キャブレターの分解洗浄も同時に行う方がいいと思います。

キャブレター内にスクリーンという金属製の小さいネットがありますが、そこにゴミが詰まっていることが多いです。


ハスクバーナの燃料ホースは両端が斜めに切れていて、燃料タンクの穴に通しやすくなっています。

燃料タンクに通した後は両端を真っ直ぐに切りなおして燃料フィルターとキャブレターに接続します。

燃料ホースの交換は細いラジオペンチなどがあれば比較的簡単に交換することができます。


ハスクバーナの254XPの古いタイプは燃料タンクの穴が大きくてグロメットが必要になる場合もあります。



最後に、日本は比較的ガソリンの質がよいのでゴム製部品の劣化が少ないようです。

しかし、アルコール含有の燃料の場合は少なからず悪影響があるかもしれません。

アルコールに強いゴムを使用しているそうですが、粗悪なガソリン、アルコール含有率が高いガソリンの場合は注意が必要になるかもしれません。

しかし将来的にアルコール(エタノール)含有のガソリンが当たり前になると思うので、それに対応した製品が作られていくと思います。



チェンソーを長期間使用しないときは燃料を抜く、燃料ホースを長持ちさせる秘訣です。

燃料の入れっぱなしで保管することは、いろいろなところに弊害が出てくるので注意してください。

それではまた。


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