先日、BBSのほうでスパースプロケットをリムスプロケットに交換できないかという問い合わせがありました。
ゼノア自体には交換用の部品はないようですが、3/8ピッチ用のリムがよそから手に入りますのでそれが取り付けできます。

3/8ピッチのリムは.325ピッチのリムより若干大きくなります。
自転車のギア比が変わるのと同じように、リム径が大きい方がチェンスピードは速くなります。
トルクは落ちます。
切れ味等は私には判断が付かないと思います。
(目隠して切った場合など区別が付かないと思います)
ただ、普段からよくチェンソーを使用している方には違い等が分かるのではないでしょうか。(私の思い込みですが)
よく使用する人でも分からないかもしれませんが・・・
リム径の違いによる切れ味よりも、目立ての良し悪しの方がはるかに差があると思いいますので、目立てさえきちんとしていればあまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。
ゼノアG3700シリーズに関してはお使いのチェンソーが.325ピッチのリム式スプロケットを使用しているならば、スプロケット(クラッチ)回りはリム(800円位)を交換するだけで3/8ピッチ使用に変更できます。
当然ガイドバーとソーチェンも変更しなければなりませんが。
スプロケットが.325ピッチではなく、3/8ピッチのスパースプロケット(星型)を使用している場合は、ウォームギアを交換しなければなりません。
ウォームギアを交換するにはオイルポンプまで交換しなければなりません。
ゼノアはオイルポンプ改良型になったので、ウォームギア交換と同時にオイルポンプ交換となってしまいます。
これは新旧のオイルポンプとウォームギアの組み合わせに間違いが無いようにこのような手段をとっているようです。
要するにウォームギアだけの供給は当分の間実施されないようです。その他に.325ピッチのリム式スプロケットセットと3/8ピッチリムが必要となります。
合計約9000円弱くらいかかると思います。
(オイルポンプセットが今は安く販売しているのでこの価格ですがオイルポンプ通常価格になるともっと高くなると思います)
今お使いのチェンソーがG3701シリーズならばウォームギアの交換だけですむのでウォームギア単体で部品供給が始まってからリム式に変更する方が費用がかからずにいいかと思います。
ハスクバーナの339XPも同じように3/8ピッチのリム式を使用することができます。
使用中の339XPが.325ピッチのリム式スプロケットならばリムを交換するだけで3/8ピッチのリム式スプロケットになります。
当然ガイドバーとソーチェンも3/8ピッチに変更しなければなりません。
使用中の339XPが3/8ピッチスパースプロケット(星型)ならば.325ピッチのリム式スプロケットとウォームギアと3/8のリムだけでOKです。
リム式はソーチェンの取り付けが少しだけ注意が必要ですが、ソーチェンに与える磨耗、ダメージがすくなく、消耗してもスプロケットごと交換せずにリムだけの交換でいいので経済的です。
[C1170] No title