刈払機のシーズンになって数件エンジンが掛からないという修理がありました。
原因はすべて燃料でした。
1台はホームセンターの安い1万円台の機械だったので修理しませんでした。
キャブレター内に水が入っていて錆びていたからです。
修理部品代金で1万円くらいかかるのでやめました。
まあホームセンターの刈払機は使い捨てのつもりで使用したほうがいいような感じです。
壊れやすく製品価格が安いので、修理するかどうかすごく迷うのです。
当店ではホームセンターの安い機械は修理しないようにしています。
壊れやすいので修理箇所が増える、修理代金が新品価格に近くなりやすいからです。
燃料の話に戻ります。
しばらく保管していた機械がエンジン掛からないという場合。
ほとんど燃料に原因があります。
機械の燃料タンクを空で保管していても、ポリタンクに保管していた燃料に水が入っているものや、古い燃料を機械に給油してもエンジンの掛かりは悪くなります。
ガソリンは引火性の高い成分から蒸発していきます。
時間がたったガソリンはそれだけで燃料としての性能は落ちています。
また、混合ガソリンとして保管していたのならば、ガソリンが蒸発してオイルの比率が高くなっているのでこれもエンジンが掛かりにくくなる原因です。
長期間保管しておく機械は必ず燃料を空にして保管するようにします。
長期保管していた機械には必ず新しい燃料を入れるようにします。
できればハスクバーナの混合オイルで50:1で混合ガソリンを作るようにします。
エンジン始動性やエンジンのもちが変わってきます。
長期保管していた機械で何とかエンジン始動しても排気ガスが真っ白ですごい煙が出ているならば、燃料を新しいものに入れ替えてください。
そのまま古い燃料を使い続けるとプラグが汚れたりして火花の出方が悪くなることもあります。
ガソリンの保管方法はガソリンの成分が蒸発しないように完全密閉して冷暗所に保管するようにします。
今はガソリン価格の変動が激しく買い置きする方が増えているかもしれませんが、保管方法十分注意してください。
間違っても暖かい場所に置かないようにしてください。
爆発する危険性もあります。
それではまた
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2008-04-29
メンテナンス
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ガソリンの保管については、2ヶ月くらいは大丈夫だと思います。
ただ、混合はしないようにして金属性携行缶に入れふたをしっかりと閉めて密閉していれば湿気も入らずあまり劣化もしないと思います。
昔の話ですが、25:1の混合オイルが全盛だった頃にたまにあったことです。
長期間機械を保管していてキャブレターのポンプダイヤフラムがくっついてしまっていることがありました。
キャブレター内に残った混合ガソリンがガソリン分だけ蒸発しオイル分もかなり蒸発していてオイルが糊みたいになっていてポンプダイヤフラムの弁が動かなくなっていました。
ガソリンで洗うと元に戻りましたが、このときからキャブレターも空にした方がいいと思うようになりました。
ブログにはえらそうなことを書いていたり間違ったことも書いていることがありますが、お許しください。
これからももっと勉強していかなければならないと思っております。
それではこれからもよろしくお願いします。