346XPの修理見積もりがありました。(電話にて)
エンジンは動くということだったので、一度見てみることにしました。
林内作業車で軽く踏んだということなので修理は難しいかなと考えていました。
実際見てみてこれは一目見て修理不能いや修理しない方がいいと思いました。
エンジンは掛かったということでしたが、プラグが割れていたのでエンジンかけていないようでした。





ここまでひどく踏まれていた場合修理することはやめた方がいいと思います。
踏んだりした場合でもファンカバーなどが壊れただけなら部品代もそれほど高くないので修理した方がいいですが。
これだけ壊れると部品代金がかなり掛かってしまいます。
写真には写っていませんが当然ガイドバーも変形して使い物にはなりません。
ここまで壊れたチェンソー修理できるかできないかだけで見るとできます。
修理のことだけを考えるとどんなに壊れたチェンソーでも修理することは可能です。
悪い部品をすべて交換すれば修理できます。
ただその場合新品を購入するよりも修理代金が高くなるかもしれません。
修理するということはどちらかというと修理代金との兼ね合いでするかしないかが決定すると思います。
修理するかしないかの判断が難しいのがこのように強い力で踏みつけたり、木を倒しかけて強い力をチェンソー本体に加えてしまうことによって起こる破損です。
見た目あまり壊れていないような気がしても、かなり強い力が掛かっているのでチェンソーのクランクケースなどにヒビが入っていたりすることもあります。
実際、私はタンク、ファンカバーなど交換してエンジンを始動してみてエンジンはかかりましたが、調子がものすごく悪く、クランクが変形している事がありました。
見た目で気が付きませんでした。
(チェンソーはクランク室がプラスティックで作られている機種でした。)
こうなってくると正確な見積もりは不可能といっていいかもしれません。
ほとんどの場合エンジンがかかるかどうか確かめられる状態に無いからです。
とりあえずエンジンがかけられる状態にしてから(そこまで修理することになる)エンジンが掛かるかどうか試さなければなりません。
エンジンが掛かればそれほど修理代金かからないかもしれません。
エンジンが掛からないと修理代結構掛かると思っていいでしょう。
見積もり料金は不正確なものになり、見積もり回答する方は最悪の場合を考慮した価格を出すことが多いです。
(それでもそれ以上に修理代金が掛かることがある)
お客さんの中にはフロントハンドルやリアハンドルが変形や破損している所を接着剤などでつけたり、曲がっている所を力を加えて元に戻してくれという方がいます。
しかし、私の所ではそういう事はできません。
そのようなことをすると十分な耐久性が保てないからです。
チェンソーは危険な道具なのでハンドル回りの強度は重要です。
そのような箇所の破損は、必ず部品交換となります。
チェンソーをこのように踏むことは(修理)はたまにあります。
チェンソーを置いた場所を忘れて作業することがあるようです。
作業車が通らない場所などにチェンソーを置くようにした方がいいと思います。
ブルーシートなどを広めに敷いて目立つ所におくといいかもしれません。
チェンソーを踏むと修理不能だと思ってください。
今までもこのブログでこのような修理を何回か紹介してきました。
これからもこのような修理が合った場合紹介したいと思います。
なぜならば注意していれば防げるかもしれないからです。
それでは。
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