スチールの刈払機の中でFSの後の数字が2桁か3桁のものはドイツ仕様です。

(蝶ネジでハンドルの向きを変えられる、保管する際に便利)
その中でもFS90、FS100、FS130、FS310、FR130T(背負い式)は4Mixエンジンを搭載した環境にやさしいエンジンです。
▼4Mixエンジン4ストロークエンジンなのに混合ガソリンを使うユニークなシステムでクランク室へのオイル供給はバイパスを使って供給しています。
オイルパンやオイルポンプも必要なくその分故障も少なくなっています。
トルクフルなエンジンで騒音も少なくなっています。
排気ガスのクリーンさは前回紹介したゼノアBCZ3000と同じようにきれいです。
マイナス面としては
4ストロークエンジンの宿命でバルブクリアランスの調整が135時間後に1回行わなければなりません。
1回行えば後はエンジンの耐用年数以上持つそうです。
バルブクリアランス調整の仕方もユーザー・サポート・ページにて後日紹介したいと思います。
それと製品ラインナップが両手ハンドルでトリガー式スロットルレバーのみになってしまいます。
30cc以上クラスになるとほとんど両手ハンドルタイプの需要が多いですが、ループハンドルのニーズも少なからずあります。
目立ったマイナス面はこれくらいだと思います。
重量などは他メーカー同クラスの製品と比べても軽くバランスもいいようです。
耐久性、信頼性も良好で目立った不具合や修理の件数も少ない気がします。
ハーネス(肩掛けベルト)もしっかりした付け心地のいいハーネスが標準装備されています。
付属のハーネスはスチール社のものが一番優れていると思います。
さすがにドイツだけあり機械の性能だけでなく使用感や人に対する負担なども考えているようです。
ハーネスの良し悪しは長時間作業してくると差が良くわかると思います。
疲れ方が全然違ってきます。
ハーネスで一番いいのはハスクバーナの、ハーネスでしょう。
使用している方に聞くとホールド感があり肩が痛くなりにくいといいます。
▼ハスクバーナトリオバランスハーネスしかしホールド感がいい分、夏など暑いのが難点だということです。
それと刈刃のカバーが取り付けやすくいいなと思います。



難点は価格が高いことです。(なくさないようにしてください)
燃費も同排気量2ストロークエンジンよりもよく。
燃料代の節約にもなるでしょう。
燃料で思い出しましたが、4Mixエンジンは必ず50:1の混合オイルを使用して混合ガソリンを作ってください。
お勧めは
▼ハスクバーナの50:1混合オイルです。
それかスチール社の50:1混合オイルです。
それ以外のオイル、25:1オイルを使用すると耐久性が半分になると思っていいでしょう。(カーボンが倍以上たまってしまうので)
両手ハンドル、トリガータイプスロットルレバーでもよければ、お勧めの製品だと思います。
▼4Mixエンジン刈払機キャンペーン中
当店ご購入の方には135時間後のバルブクリアランスの調整も部品代のみで承ります。(往復送料等はご負担ください)
また、ご自分でバルブクリアランス調整するという方にはやり方や注意点等ユーザー・サポート・ページにてお知らせします。(当店ユーザー限定)
※誠に申し訳ありませんが他店購入の方は購入店にお尋ねください。
情報も製品代金に含まれているとお考えください。(すみません)
こういうところで差別化しないと弱小販売店なので競争に勝てないのです。
がんばります。
それではまた
※2009年4月現在、今は上記で紹介した刈刃カバーは付属していません。
4ストロークエンジンに混合ガソリンを使うという発想はすごいと思いました。
新ダイワにも似たようなC4エンジンというものがあります。
http://www.shindaiwa.co.jp/
こちらはクランク室に送る混合ガソリンをリードバルブで行っています。
内緒さんがおっしゃるように混合気にオイルが混じるのが欠点です。
高性能のオイルを使用しないとバルブなどにカーボンが付着しやすくなります。
今まで農機具の2ストロークエンジンは排気ガス垂れ流しでしたが、規制が厳しくなり新しいエンジンがこれからも出てくると思います。
それでは