先日、販売したばかりの刈払機の修理が入ってきました。
電話で症状を聞いたときにはキャブレターに水が入っているか。
ピストン・シリンダーに傷がついてしまったかと考えていました。
現物見ながら症状を聞くとナイロンカッターを使い出してしばらくしてから調子が悪くなったようでした。
試運転してみると燃料が供給されていない感じですが、最初の頃はすこぶる調子が良かったとのことなので、燃料フィルターの詰りなどは考えられませんでした。
マフラーをはずしてピストンの傷を調べてみましたが、まったくの無傷でした。
シリンダーをはずして点検してみようかとも思いましたが、その前にキャブレターを見てみようと思いました。
水が入っているかもと思ったからです。
ガソリンの管理はすごく几帳面な方なので水が入ることはまずないとは思いましたが、とりあえず何かが入っているかもしれないと思ったのです。
燃料ホースをはずしたときに燃料がいきなり噴出してきました。
夏など気温の高いときはこのようなことが良く起こりますが、何か違和感を感じました。
キャブレターを分解して水確認、無し。
そして違和感を感じたところを点検してみました。
エルボが詰まっているのではないかと
勘でした。
※エルボ:燃料ホースがつながる所です。L字型になった管です。
口ですったりはいたりしましたが、空気のとおりが悪く感じました。
コンプレッサーの空気で吹いてみると、なにかがとびだしていきました。
勢いよく飛び出したので何かわかりませんでしたし、どこに飛んでいったかわかりませんでした。
もう一度口ですったりはいたりして点検してみるとすごく通りが良くなっていました。
しかし何が入っていたのでしょうか。
まだ新品だったのでお客さんの燃料が原因とは考えられません。
やはり製造工程でグリスか何かが入ったのかも知れません。
メーカーに連絡しておきました。
製造工程か何かでこの機械の前後にも何かあるかもしれないので情報としてお知らせした次第です。
たまたまエルボを口ですったりはいたりしたので空気のとおりが悪いと感じたのです。
普通は新しい機械でこんなことはしません。
パージポンプを押して燃料は吸い上げているし、詰まっているとは思わないからです。
私自身今になって思うとなぜ口で点検したのか、本当にたまたまでした。
ずいぶん昔ですがチェンソーでチェンオイルポンプが新品のときから詰まっていることが何台かありました。
そのときも何かグリスのようなものがポンプに詰まっていました。
ありえないと思っていても意外なものが原因で不具合を起こしていることもあります。
今回はピストン・シリンダーを分解する前に気がついてよかったです。
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2008-07-17
修理
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エルボと私が勝手に呼んでいるだけです。
燃料ホースがつながる所です。
L字型になった管です。