大排気量チェンソー。
日本国内で簡単に手に入れることができる大排気量チェンソーはハスクバーナ3120XPとスチールMS880だと思います。
今回はハスクバーナ3120XPチェーンソーについて書いてみたいと思います。
大排気量チェンソーといえる排気量の大きさは、私の中では90cc以上と思っています。
ですから私の中では、3120XP、395XPG、MS880、MS660が大排気量チェーンソーとしています。
395XPG、MS660はソーチェンが3/8ピッチで0.404ピッチではないので異論があるかもしれませんが、私の中での大排気量なのでお許しください。
昔は1年に1台~数台売れていましたが、近頃は数年に1台くらいになってきました。(さびしいです)

写真でみるとファンカバーにあるスリットの数が多いのに気が付きました。
エンジンを冷やすのとエンジンに供給する空気取り入れ口なので多いのでしょう。

ストップスイッチの横にはチェンオイルを多く出すことができるレバーが付いています。
3120xpは150cmの長いガイドバーを取り付けることができます。
長いガイドバーをつけるとチェンオイルが供給不足気味になるので、このようなシステムが必要になります。
※随時必要ではなく、通常はチェンオイルポンプの調整の方でガイドバーの長さに合わせた吐出量を調整します。
長いガイドバーを使用するときの注意点です。
始動時にはチェンオイル吐出にタイムラグがあるので、チェンオイル等をガイドバーに少しかけてやるといいかと思います。
※スチールMS880には3120XPのような手動のオイルポンプは付いていません。
以前は付いていたのですが、今現在はついていない。

マフラーも大きい。

スパイクバンパーも大きく2枚付いている。

今回は1mのガイドバーを購入し将来的に1.5mのガイドバーを購入する予定です。
1.5mのガイドバーは64000円位します。

正規輸入品ステッカー
http://www.zenoah.co.jp/support/information.pdf

スプロケットもでかい。
オイルポンプもでかい。
オイルポンプは透明な樹脂で隙間をコーティングしていますが、修理の際はコーティングごとはずさなければならないと思います。

フロント下の防振スプリング
プラグレンチよりも太いスプリングが付いています。

346XPと比べてみます。

346XPが小さく見えます。

大排気量チェンソーを販売するのは滅多にないので、すごくうれしくなります。
チェンソープロショップだなーと自覚するひと時です。
大排気量チェンソーを所有しているお客さんは、大系木を切ることがある方がほとんどです。
街中の神社、お寺などの木を切ることもあるそうです。(枯れてしまったりしたもの)
そういう時はギャラリーも集まってくるらしく。
大排気量チェンソーをさりげなくおいていると、「デカイ」という声が聞こえてくるそうです。
同業者がいるときなどは、大排気量チェンソーを持っているだけで箔が付く感じだといっていました。
確かに実店舗のお客さんで大排気量チェンソーを所有している方は伐木技術も高いものを持っていると思います。
九州電力の下請け会社の所もあり、電線や電柱に関しても知識があり、街中での伐倒もできる所です。
大排気量チェンソーを所有している方に聞くとこのチェンソーを使用することはまれだといっていました。(近年)
また、ある程度の大きさの木なら工夫すれば中型チェンソーでも切ることはできるといいます。
しかし、いざというときの道具があるのとないのとでは違うといいます。
大径木をきるときに使わなかったにしても、大排気量チェンソーがあると余裕が出てくるといっていました。
小さい船で長旅をするより大きい船で長旅をする方が安心ということでしょうか。(ちょっとたとえが悪いかな)
それではまた。
北九州近郊の方で大径木を切りたいという方がいれば業者を紹介します。
九電の下請けもしている技術のある会社です。
見積もりからしてくれると思います。
良心的な会社だと思います。
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