
このようにスターターロープが戻らない修理やスターターロープが切れたという修理を聞くと結構面倒な修理になる時もあります。
特に古い機種の場合はなおさらです。
スターターが壊れるということはスターター自体の耐用年数もあるでしょうが、エンジンが掛からない状態のときかなりの回数スターターを引くことになります。
力を込めて無茶にひっぱたりすることもあると思います。
そういうこともあるので、スターターが壊れているときはエンジンが掛からなかったのかなと思うことにしています。
今回もスターター部修理して試運転してみると少し調子が悪かったです。
原因は簡単に判明しました。
燃料タンクに水が混入していました。

水が混ざると白濁します。
しばらく静かに放置しておくと白濁はなくなり、水が底に沈んできます。

茶色いものが水です。

少ない量の水の場合球状になって底に沈んでいます。
この水の量はかなり多いので、刈払機のタンクの中で水がたまった分けではないでしょう。
多分、金属製携行缶内に水がたまり、それが刈払機のタンクに入ったものだと思います。
金属にかかわらず携行缶は完全密閉していないと少しずつ水がたまってきます。
ガソリンは気温の変化で蒸発、凝集を繰り返すので湿気が多い季節や寒い季節は特に水がたまりやすくなります。
金属携行缶は燃料がなくなった際、逆さまにして日光に当て携行缶内の水分も蒸発させてください。
燃料に水が入るとキャブレターをだめにしたり最悪エンジンがだめになってしまうこともあります。
十分注意してください。
それでは。
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2008-08-22
修理
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日本は他国に比べてガソリンの品質が安定しているので、まだ燃料でのトラブルが少ないそうです。
各メーカーバイオエタノールにも対応した部品を使用してきているそうですが、どうなるかはわかりません・・・。
先日刈払機の修理でカーボンがすごくたまっているのがありました。
話を聞くと混合オイルではなく何かのエンジンオイルを15:1で混合して使用しているとのことでした。
エンジンの調子が悪くなるのはあたりまえですと伝えました。
3台のうち2台焼きつきでした。
それでは