この間のスチールキャンプで議題にあがったことですが、チェンソー販売時に使用方法、注意点等をキチンと説明するということを強く求めていました。
確かにチェンソーという道具は、数ある道具の中でかなり危険な道具の部類に入ると思います。
誤った使用方法で大きな怪我を受けることもあります。
またチェンソーの使用方法を知っていてもチェンソーの癖、挙動を知らないとこれまた大きな怪我につながるかと思います。
私が近頃聞いただけでも失明した例が2件ほどあります。
チェンソー使用するということは十分に注意しなければなりません。
このようなことがあるのでスチールはチェンソー販売時にきちんと説明する事を強く求めているのです。
スチールの販売方針としてはホームセンターなどのチェンソー専門の担当者がいない所では販売しないとか、ネットショップなどで販売しないという方針です。
ただ、すべてのそのような販売方法をやめさせることはできないと思います。
当店もネットショップでチェンソー販売しています。
マンツーマンで説明ができないということはやはり心苦しく思っています。
ホームセンターなどの量販店でのチェンソー販売数はかなりのシェアがあるそうです。
50%くらいのシェアがあるといわれています。
スチールはそれだけのシェアがある市場から撤退し、また参入する意思もないようです。
普通の企業からするとそれだけの市場に手をつけないということは考えられないことだと思います。
スチールはチェンソー販売において説明もセットと考えているということでしょう。(チェンソー以外の機械も同じです)
確かに実店舗で初めてのお客さんにチェンソーを販売するときは30分以上は説明します。(使用方法、注意点、目立ての仕方など)
お客さんから質問などを受けると1時間くらい話し込むこともあります。
このようなことを考えるとネットショップでの販売はあまりいい方法でないと思います。
マンツーマンで話ができないということが最大のネックだと思います。
ただ、今の所私はネットショップは続けていこうと思っています。
なぜかというと、遠隔地の方が近くの販売店でチェンソー買い説明をまったく受けていないということもあり、教えてほしいと問い合わせもあるからです。
そのようなお客さんに説明すると、近くで買うよりも私の所で買った方が良かった。いろいろと教えてもらえるからといわれたこともあるからです。
以前はそのような問い合わせにも答えていましたが、今は答えていません。
購入店に教えてもらうように答えています。
手が回らなくなりそうだからです。すみません。
お近くの販売店を探すには、スチールのサイトにアクセスしてみてください正規販売店が紹介されています。
もっと確実な方法はスチールに問い合わせてみることです。
お近くの販売店の中でも技術レベルの高い販売店を紹介してもらえると思います。
チェンソーは購入の際の説明も重要ですが、使用しているといつかは壊れるものなので修理などのことも考慮に入れてください。
それでは
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2008-09-07
会議
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林業機械専門店がわかりづらい場所にあるというのは、ほんとにそうだと思います。
当店などは日本全国の販売店の中でも1番わかりにくい場所にあるかもしれません。
販売店は林業が盛んだったときは目立たなくてもやっていけたと思います。(外販がほとんどだから)
しかし、林業が下火になり量販店が進出してきているのに何の対策もしていなかったと思います。(当店も何もしてきていない)
廃業や倒産している同業者もいます。
当店なども厳しい状況ですが、修理などやプロのお客さんが多かったので何とかやっていけていると思います。
しかしこのままでは本当にダメだと思っています。
スチールやハスクバーナなど製品としてはすごく優秀な商品を取り扱っていてしかもある程度の知識もあるので、行動を起こせば何とかなると思います。
初めてのお客さんでも気軽に入れるような店作りなど他業種を参考にして勉強していかなければならないと思います。
本当に同業者の方が店をたたんでしまうことが年に数件あるようです。
林業機械の知識、技術、経験豊富な方がこの業界からいなくなるのは本当にもったいないと思ってしまいます。
スチール社の方針は販売店をバックアップしそれがエンドユーザーの利益にもつながるような仕組みを作ることだそうです。
メーカーだけにがんばらせてもいけないので私たち販売店も努力しなければならないと思っています。
熱く語ってしまいましたが、ここで買ってよかったといわれるようがんばります。