ハスクバーナ170BTブロワ

ハスクバーナから新しいブロワが
新発売です。
ただ注意が必要なのは受注発注ということですので納品まで時間が掛かりそうです。
まず最初にメーカーの説明を紹介します。
ブロワー
使いやすさと作業効率の向上にこだわり抜いた、先進の人間工学に基づく設計と開発。公園管理や造園といったプロの作業現場だけでなく、休日の庭のお手入れにも最適。
ご家庭でも使いやすい低騒音設計です。
170BT(背負い式ブロワー)排気量:64.9cm 93,450円(税込)・受注発注となります
高速風速で空気量が多いブロワー。
パワフルな性能を搭載し、効率的な作業を行えます。
また、人間工学デザインのハーネスが、長時間の作業による疲労を軽減します。
■重量:12.0kg
■風量:16.0㎥/min(毎分)
■最大風速:88m/s(毎秒)

効率性
高いエア速度と強力な吹き飛ばし能力で作業が早く完了します。
X-TORQエンジンが必要な場所で必要なパワーを生み出します。

耐久性
エンジンに耐用年数を延ばすための大型エアフィルターを組み合わせています。
長寿命でメンテナンスに割く時間を低減できます。

疲労低減
Lowvib振動防止システムと運転者の近くに重心を置いたハーネスは取り扱いやすく、右手ハンドルを中央に配したデザインにより、長時間のシフトでも労力低減を促進します。

エルゴノミクス
ハンドル部分は人間工学に基づき設計されています。
ハンドルを傾けることができ、ゴム製のグリップが安定でかつ快適な作業環境を提供します。メーカー2008/2009年日本総合カタログから抜粋しました。


X-TORQエンジン(層状掃気エンジン)排気量65ccもありパワーも申し分ないと思います。
また排気ガスもクリーンで燃費も優れていると思います。

170BTで一番評価したい所はこの弁当箱みたいなエアフィルター部です。
弁当箱を載せているみたいでカッコ悪いと思うかもしれませんが、ブロワの耐久性を左右するのはエアフィルターの性能です。
実際の性能の高さは分かりませんがこの大きさは背負い式ブロワの中でも一番大きいと思うので、エアフィルターの能力も高いと思います。
エアフィルター部にかけているコストは高いと思います。
このエアフィルター部を見てこの製品はブロワのウィークポイントを強化している耐久性の高い製品だと感じました。


人間工学、エルゴノミックデザインはハスクバーナは進んでいるので、肩などに対する疲労も少ないと思います。
どちらかというと無骨なデザインですが、作りはしっかりしているようです。
もろ対抗機種となるスチールBR600とカタログスペックで比較してみます。
ハスクバーナ170BT
■排気量:64.9c㎥
■重量:12.0kg
■風量:16.0㎥/min(毎分)
■最大風速:88m/s(毎秒)
■X-TORQエンジン
スチールBR600
■排気量:64.8c㎥
■重量:9.5kg
■風量:20.0㎥/min(毎分)
■最大風速:90m/s(毎秒)
■4Mixエンジン
若干重量、風量でBR600が上回っているようです。
カタログデータなので使用感等は分かりません。
(ただスチールのデータはあまりサバを読まないので、侮れませんが)
170BTの最大の難点は受注発注ということです。
注文後どれくらいの期間で商品が入荷するのかが問題です。
スウェーデン製ならば入荷までかなり掛かるかもしれません。
しかし、ゼノア製ならばあまり時間は掛からないと思います。
(国内調達なので)
ゼノアの
▼EBZ8001スペックは違いますが、なんとなく形が似ているような気がします。
ゼノアのストラトチャージドエンジンは目立った不具合もなく意外といいエンジンだと思います。
もう一つ製品投入のタイミングが遅かったという点が上げられます。
(他の地域ではどうか分かりませんが、当店の回りでは)
数年前までもう少し力があるブロアがほしいという声が多くありました。
当店のお客さんの中での話です。
そこにスチールのBR600が発売されました。
パワーは圧倒的でしかも排ガスもきれい(4サイクルエンジン)
当時は4Mixエンジンということで、若干の不安がありましたが、目立った不具合もなくすごく評価の高い製品です。
耐久性も問題なくエアフィルターも170BTに比べると小さいですが、しっかりしたエアフィルターです。
このように評価の高い製品の中に食い込んでいくには何か強いアピールポイントが必要ですが・・・
性能的には似たような感じなので、食い込んでいくには大変だと思います。
(170BTはまだ市場の評価も出ていないのでなおさらです)
BR600よりも前に発売されていたら、かなり売れたのではないでしょうか。
というか私の場合はこれを売るしかなかったと思います。
BR600にも欠点はあります。
それは4サイクルエンジンなので必ずバルブクリアランス調整が必要になります。
調整には専用の工具が必要で調整方法もやり方があります。
やり方さえわかれば機械に詳しい人は自分でできると思います。
自信のない方はスチール販売店に頼むといいでしょう。
そのとき注意が必要なのはスチールエキスパートかスチールスペシャリストの有資格者に頼む方がいいと思います。
(4Mixエンジンの講習を受けているので)
そのほかにもBR600にはいろいろ注意点がありますので、販売店にお尋ねください。
当店ユーザーの方はユーザー・サポート・ページをご覧ください。
さて、ハスクバーナ170BTブロワよさそうな気がします。
それだけに製品投入時期が遅れたことが痛いと思います。
対抗機種が悪ければいいですが、評価が高いとその牙城を切り崩すのは並大抵ではないでしょう。
スチールにとっても強力なライバルになるかもしれません。
強力なライバルがいればいっそう製品の改良が進みより良い製品になると思います。
※追加
製品投入時期、これは各社2011年の排気ガス規制に向けて計画中だと思います。
各社これから新製品ラッシュだと思います。
製品投入時期が早ければいいかもしれませんが、早く出しすぎて製品が悪ければ致命的です。
また、製品投入時期が遅れても他社よりも性能がよければ軽く逆転できるでしょう。
各メーカーの新製品にわくわくしています。
気になっているのは共立です。
当店は共立製品直接の取引がないのでどんな製品が出てくるのか分かりません。
トルネードエンジンというのがあると聞いたことがありますが、資料等見たことがありません。
業界新聞で新しいエンジンを開発したと発表がありましたが、仕組み等まったく分かりません。
サイトを見ても技術資料などがないので、どなたか教えてくださる人がいると助かります。
各社の新技術にわくわくしながら期待しています。
それではまた。
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