ハスクバーナ42チェンソーだけでなく242、246も構造が同じなので同じ症状が出た際に参考にしてみてください。

今回の内容は以前どこかで説明したことがあると思うのですが、どこで書いたか、またはどこかで説明したか分からなくなったのでもう一度書いてみます。
ハスクバーナ242系のチェンソーでアイドリングの調整が聞かなくなることがあります。いろいろな原因が考えられますが、その中の一つを紹介します。
(キャブレターの機能がまったくだめになっている場合は交換しなくてはなりません)
本来は部品交換したり、キャブレターを交換した方がいいのでしょうが、キャブレターなどは17000円位するので交換するには迷います。
しかも42などはかなり古くなってきているので、それ以外の箇所も痛んできていると思います。
そろそろ引退するチェンソーになかなかかけられる金額ではないと思います。
さて、アイドリングが戻らなくなる。エンジン回転が下がりにくいという症状が出てくることがあります。


円内をご覧ください。
左がスロットル側で右がチョーク側です。
本来この部分は接触することはありません。
しかし、フラップが磨耗してきたりするとこのように接触してきます。
接触がひどくなるとスロットルがチョークに引っかかるようになり、スロットルフラップがきれいに戻らなくなります。
エンジン回転が下がらなくなります。
キャブレターを交換する方がいいのでしょうが上記の理由で少々ためらいます。
スロットルフラップを交換することもありですが、この部分はすごくデリケートでネジなどが外れて焼きつくこともあるので、スロットルフラップを交換するときは販売店に頼んだ方がいいと思います。
では、どうすればいいかというと

矢印の方向へ少しチョーク側を曲げてしまいます。
こうすることで接触を防ぎます。
これだけでとりあえずアイドリングの回転は下がると思います。
チョーク側のフラップが磨耗すると今度はハーフスロットルが効かなくなります。
この場合はフラップを交換する方がいいと思います。
フラップをずらす方法もありますが説明が面倒で、調整が難しいので説明はしません。
今回の方法は完全に修理したわけではありません。
とりあえずしばらく使えるようにしたという方法です。
スロットルフラップの磨耗が更に激しくなると、この方法も効かなくなるので、フラップの交換またはキャブレターの交換をお勧めします。
後もう一つスロットルレバーを握りこんでもイマイチ吹けない事があります。
これにも原因はいろいろありますが、スロットルロッドやキャブレターの磨耗が原因の場合もあります。
スロットルロッドを交換すると直りますが、応急処置としての方法を教えます。
242系の古いチェンソーでありがちです。
キャブレターの高速側を調整してもイマイチだったり、回転はあがってもパワーがイマイチだったりすることがあります。
(いろいろと原因はある)
スロットルロッドが変形していたり磨耗していて回転があがらないことがあります。

上画像をご覧ください。
修正後の画像です。(修正前の写真撮り忘れました)
修正前のスロットルロッドは緑色の線の付近までしか押すことができませんでした。
スロットルフラップは途中までしか開いていなかったと思います。
エンジンは全開ではなかったということになります。

スロットルロッドの青い矢印部分を少し角度が大きくなるように広げます。
あまり広げすぎると今度はアイドリング状態に戻らないようになるので注意してください。
微妙な調整が必要になります。
空回しでエンジンの吹けが良くて、実際に木を切るとイマイチパワーがないというときもスロットルが全開になっていないときがあります。
チェンソーも古くなってくるといろいろとガタがきます。
メンテナンスや修理が必ず必要になります。
修理やアドバイスがきちんとできる販売店で購入することをお勧めします。
チェンソーは機械なので必ず修理が必要になります。
スチールサイトの販売店紹介は修理ができる販売店まで調べることができます。
ハスクバーナサイトの販売店紹介は修理ができない販売店も掲載されています。
販売のみで修理は外注という所もあり、アドバイスやアフターサービスができる販売店ばかりではありませんので注意してください。
スチールに紹介されている販売店でも技術講習会に参加している販売店は少ないです。
福岡県では3~4社くらいです。
話がずれました。
ハスクバーナ242シリーズチェンソーについてでした。
それではまた。
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