新ダイワR26刈払機
この刈払機は排気量27.4c㎥、質量5.4kgありパワー、ギアケースなどの耐久性も高くプロユーザーにもお勧めできる製品です。
質量が多いので山林での作業は少々きついものがありますが、平地での作業ではきちんとした両肩のハーネスを使用すると疲労も少ないかと思います。
当店でもこの機種は造園業者の方が多く購入してくれています。
ただ設計も古く改良すべき点もかなりあるのですが、なかなか改良する気配はありません。
10年以上前から改良した方がいいといっていたところもありますが今の所改良の予定はなさそうです。
販売台数も少ないと思いますし、2011年には排気ガス規制で製造終了になる可能性も高いのでしょうがないかもしれません。
さて、この機種をお使いの方に注意点を少しお知らせしたいと思います。

修理に入ってきましたが、このようにヒモなどで機械を縛らないようにしてください。
特にビニールヒモなどはエンジン内部に巻き込んでしまうことも多くオイルシールなどが破損してしまうこともあります。

R26には金属のスタンドが付いていますが、はっきりいってその機能をキチンと全うしているとはいえません。

逆に燃料タンクを傷つけて燃料漏れを起こすこともあります。
昔はこれでよく燃料漏れを起こしていましたが今では少なくなってきているような気がします。
スタンドが強くなったというより、燃料タンクの材質が良くなったからだと思います。

エアフィルターカバーが外れなくなることがあります。
青い矢印のネジが馬鹿になり空回りしてしまいます。
ここが空回りし出した場合はエアフィルターカバーを壊して外すしかありません。
エアフィルターカバー側が空回りしている場合は矢印部分のプラスティックを壊して外し中の金属をプライヤーなどで回して外します。
クリーナーボディー側のネジが空回りした場合はクリーナーボディーも交換しなければなりません。


青い矢印部分が空回りするとクリーナーボディーごとの交換となります。
エアフィルターカバーをプライヤーなどの道具で強く締め付けていると空回りを起こし始めるようです。
エアフィルターカバーが取れないのでかなり長い間エアフィルターを洗浄点検していなかったようで汚れ方がひどかった。

これ以外でも気になる点はありますが、R26という刈払機はギアケース、アウターパイプ、エンジンなど丈夫な刈払機だと思います。
重量が気にならなければ長持ちする機種だと思います。
ナイロンカッターの使用にも耐えますが、ナイロンカッターの使用ではクラッチシューなどの部品交換が早まります。
(どんな刈払機も同じですが)
R26と同等クラスの刈払機は意外と少なく、私が知っている限りではゼノアのBCZ3000排気量29.4c㎥とスチールのFS90排気量28.4c㎥、FS100排気量31.4c㎥ぐらいです。
R26は古い機種なので排気ガス規制対策エンジンではありませんので、近い将来製造終了になると思います。
ゼノアBCZ3000、スチールFS90、FS100は排気ガス規制対策エンジンなのでこれからも販売され続けます。
まだ新しい機種ですが信頼性も高く、意外と評価の高い機種です。
(燃費もいいようです)
まあ、これくらいのクラスの機種になると概ね耐久性は高くなるのかと思います。
それではまた。
Kb更新しました。
誠に申し訳ありませんが、イセキの商品の取扱がなく部品取り寄せができません。
ご購入店に相談されたほうが部品間違え等も少ないと思います。
追伸、
ギアケースが悪いときはメインシャフトも悪くなっていることがありますので、メインシャフトのスプラインも点検してみてください。
スプライン=両サイドのギザギザのみぞ