不思議な故障がありましたので紹介します。
修理前の写真を撮っておかなかったのが、不覚でした。
MS192Tチェンソーに木を倒しかけてしまったということでフィルターベースが割れていました。

矢印部分にヒビが入り、円で囲んだ所が割れていました。

キャブレターのチョークシャフトが赤い線くらいに曲がってしまっていました。(写真をとっておけばよかった)
エアフィルターとエアフィルターカバーも外していたのでこれらも割れたりして壊れていると思ったのですが、なんと見たところわれや変形は確認できませんでした。


エアフィルターカバーの強度がフィルターベースよりも勝っていたので壊れなかったのだと思います。
それにしてもキャブレターのチョークシャフトが曲がるくらいの力が加わったのに割れなかったとはすごいと思います。
チョークシャフトも手の力だけでは元に戻すことはできませんでした。
キャブレターからシャフトを抜き取り、ハンマーでたたいて真っ直ぐに直しました。

シャッターを固定しているネジは緩み止めのネジで一度外すと外れやすくなります。
はずれ防止にネジロックを塗布しておきます。

チョークレバーの動きも悪くなく大丈夫だと思います。
試運転をしてみても問題はないようでした。
たいしたことがなくてよかったと思います。
しかしMS192Tのエアフィルターカバーの強度には驚きました。
もともとスチールのプラスティック部品は強度が高く頑丈だと思っていました。
スチールはプラスティック整形工場も持っているようで材質強度に自信を持っているようです。
プラスティック部品に含まれるガラス繊維の量も多かったと思います。
さて、キャブレターの方もシャフトの変形だけで済み幸運でした。
シャフトもチョーク側だったのでたいしたことがなかったと思います。
スロットル側だとシャフトが変形するとそこから大量にエアを噛むことがあるからです。(空気が入り込む)
なんにしてもたいしたことがなくてよかったと思います。
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