前回の続きです。

キャブレターです。
拡大します。

層状掃気エンジンに詳しい方ならこれを見るとわかると思います。
層状掃気エンジンは掃気ポートに空気のみを充填します。
キャブレターに空気のみを導入するシステムが必要になってきます。
今までの層状掃気エンジンのキャブレターには2個の吸気ポートがついていました。
BG86には1個のポートしかないのです。
私はこれを見て層状掃気ではないと思ってしまいました。
仮に層状掃気のシリンダーを使用していてもキャブレターに1つの吸気ポートしかないのならば未燃焼ガスが掃気ポートに入っていくことになるので意味がないということになります。
あることに思い当たりました。
キャブレターを取り外してみました。


ポートが3分割されています。
たぶん上がクランク室につながっていて、下2つが掃気ポートにつながっていると思います。
上下真ん中できれいに分かれているので掃気ポートには空気しか流れていかないことになります。
スチール技術の方に詳しく説明を受けていないので、ここからは私の勝手な思い込みです。
間違っていたらごめんなさい。
たぶんキャブレターの上側にメインジェットバルブがあり、スロットルシャッターが開いたとき要するにシャッターが真横になったときにシャッター自身が隔壁になり上側の吸気ポートには未燃焼ガスを送り込み、下側2つの吸気ポートには空気のみが送り込まれているのではないでしょうか。
この仕組みだとキャブレターにごてごてといろいろな部品をつけなくてもいいですし、シンプルな今までと同じ構造のキャブレターになると思います。
(若干構造は違うのかもしれませんが)

エアフィルター部も凝った作りになっているようです。



ブロワはエアフィルターがとても重要です。
ただでさえ粉塵を巻き上げるのですぐにごみを吸ってしまいます。
エアフィルターがショボイ ブロワは1年持たないほどです。
ブロワを選ぶ際はエアフィルター部をよく見ることです。
エアフィルターがしっかりしていないと耐久性がないと判断してもいいと思います。
前回イグニッションモジュールはデジタル制御ではないかと書きました。
これも確認は取れていません。
デジタル制御だとエンジン始動時、高速運転時、加速運転時など3次元的に点火タイミングを取ると思うので、始動性、燃費、パワーなどがアップすると思います。
BG86ブロワ買いだと思います。
振動が少ないというだけでも体に対する負担が減少すると思います。
スチールの2011年排気ガス規制、環境対策エンジン搭載の機械怒涛の新製品ラッシュが始まるかもしれません。
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