当店からスチールFS130を購入してくれたお客さんがハーフスロットルを使用できるように細工していました。
以前もこのブログで書いたと思いますが、FS***シリーズの刈払機はセーフティーロック付トリガーレバーとなっています。
ドイツ本国製で安全基準が厳しいので固定式のスロットルレバーは使用できません。
ただ、エンジン回転を低く抑えたい作業などでは、使いにくいと思います。
こういうときは国産機が多く採用している固定レバー式がエンジン回転を調整しやすいと思います。
ここで怖い話をします、昨年の話ですが、斜面で作業中に転倒し転がり落ちたそうです。
その後を刈払機も転がり落ちてきて足をザックリと切ったそうです。
2ヶ月間入院したそうです。
こういう場合は固定式スロットルレバーは怖いと思います。
トリガーレバー式ならハンドルから手を離せばエンジン回転はアイドリングに戻るので刈刃の回転は低くなり、怪我の度合いは小さくなったでしょう。
トリガーレバー式でハーフスロットルが使用できれば一番いいのでしょうが・・・
お客さんの中でもそのように考えている方がいました。
こちら



無段階で調節できるわけではありませんが、それでも自作なので自分自身が使いたい回転数にすることができると思います。
このように使いやすいようにする工夫はいいと思います。
安全のためにある物をはずしたり、改造したりすることはよくないのでやめてください。
ずいぶん前の話になりますが、チェンブレーキのハンドガードが邪魔だというので、切り取ったり外したりしている方がいました。
(今はそういう方はいません)
今回のように安全に支障のないものは紹介していきたいと思います。
それでは。
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2009-09-01
スチール
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エンジン始動時にトリガーレバーをハーフスロットルに固定するものですね。
これはエンジン始動時に使うもので、刈り払い作業中に使用できるとは、販売店の立場からは良いとは言えません。(スミマセン)
トリガーをロックしているだけなので、トリガーをハーフスロットルで握っている事と同じことにはなります。
ただ、この状態だとハンドルから手を放した状態でもエンジン回転が下がらないので、危険度は増すと思います。
また、ロックの機構が長時間の振動等で摩耗するかもしれません。
私はFS100を使用しています。1日だけの1~2時間程度です。
スロットルレバーの操作は刈刃を振り回すたびに、オンオフを繰り返しています。
時間が短いので、あまり気になりませんが、毎日長時間使用する場合は、つらいかもしれません。
刈刃の回転を常に自分でコントロールできる点ではトリガーレバーはいいのですが、長時間の使用や微妙な回転数で操作する場合は疲れるかと思います。
※大排気量刈払機は国産機も同じトリガーレバータイプになっています。