前回、(製造国)粗製乱造? という質問がありましたが、心配ないかと思います。
また、スチールは自社部品調達率が60%以上あるそうです。
これは良く考えるとすごいことかもしれません。
自社金属工場で主要金属部品を製造しているそうですし、プラスティック成形も自社で行なっているというのは他にないのではないでしょうか。
スチールはプラスティック部品とは言わずポリマーという言葉を使用しています。
近年、キャブレターメーカーのザマを買い取りキャブレターも自社生産ということになりました。
自社生産にメリットでメリットがあるかもしれませんが、製品の良さに関してはメリットのほうが大きいかもしれません。
部品調達をすべて他社にしたとします。
先行投資をしなくてもいいですし、既存の部品を使用できるのでコストをおさえることもできるでしょう。
ただ、各部品メーカーはその部品で利益を出すことになるので、できるだけ変更を避け同一部品を大量生産をしたいと思うでしょう
また、改良を加えた部品はやはりコストがかかるので価格もアップするでしょう。
部品を購入する側は改良された高い部品を購入するか、コストを抑えるために以前のままの部品を購入するかいろいろと選択するでしょう。
(選択の幅が広くなりいいかもしれませんが)
製品メーカー側がこのような部品を作ってくれと頼む場合もあるでしょう。
コストがかかりすぎるとやらないでしょうし、たとえその方法がいいと分かっていても利益が出なければ手をつけないと思います。
某製品メーカーが某エンジンメーカーにあるところの改良を提案したそうですが、某エンジンメーカーは他の製品メーカーにもエンジンを供給しているし、改良するとコストがかかる=利益が減るので改良が行なわれないということがあるそうです。
他社から部品を調達するということは、数ある部品メーカーから最適なものを選ぶことができるというメリットがあるかと思います。
しかし、ユーザーからのフィードバックなどからの改良には時間がかかりそうな気がします。
製品メーカーから設計図と強度などを指定されればそれをパスすればいいと考え強度を保ちながら利益を出すために開発が進みそうです。
(性能維持で安く作ることで利益アップ)
自社で部品を調達するとなると先行投資が必要になるでしょう。
しかし、製品のトータルパッケージで部品を考えることができると思います。
少々コストがかかってもこのプラスティック部品は強度を多めに取るなどできるかと思います。
また、エンドユーザーからのフィードバックにも対応が早くなるのではないでしょうか。
ここからは、私の想像です。
Wという部品メーカーは大きいメーカーだそうです。
製品メーカーからの改良などの依頼にあまり答えてくれない。
大きい会社なので小回りが利かないのかも知れません。
2011年に排気ガス規制が強化されるので、各製品メーカーはその部品を重要視しています。
そこでS社はZ社という部品メーカーを買収し、自社開発しようと考えたのではないでしょうか。
Z社は大きいメーカーではありません。
S社はZ社にドカンと投資していい部品を開発するつもりだと思います。
S社は自社製品にマッチした部品を開発するのではないでしょうか。
いろいろな部品メーカーからいい部品を集めて、いい製品を作るという方法。
自社部品調達率を高め納得のいく部品で、トータルパッケージまで考えた製品作りという方法。
2011年の排気ガス規制を目指して各社しのぎを削っていることでしょう。
最後に自社部品調達率を高めるといい効果もあると思っています。
最高級の機種からカジュアルの機種までプラスティック部品の材質など形が違うだけで同じになると思います。
たぶんわざわざ違う原料を用意するわけはないでしょうし・・・
入門機でも材質の良い部品を使用するのではないでしょうか。
それではまた。
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2009-10-15
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