販売店の中でも賛否両論あります。
チェンソーなどの機械販売は対面販売が基本だということは、チェンソー専門店であればあるほど理解していると思います。
ただ、チェンソーを使う人はほんの少数です。
バイクや車などと比べると微々たるものでしょう。
必要とする人も少ない、供給する店も少ない。
このような状況ですごく有効なのが、ネット販売です。
アマゾンがそれを証明しました。
コアな専門書は必要とする人も供給する店も少ないです。
今までなら全国の人をターゲットにするには、本屋さんにおいていかなければなりませんでした。
当然、流通過多になり利益は出ないと思います。
それをネット販売は克服したと思います。
手にとって立ち読みすることはできませんが、普通の本屋さんでは取り寄せることができないような本でも、どこに住んでいても取り寄せることが可能になりました。
チェンソーもそのようなニッチな商品の部類に入ると思います。
ただ、本と大きく違うことはチェンソーは購入後からアフターサービスが始まるということです。
ここが大きな問題です。
この問題を克服しようといろいろと試行錯誤を繰り返していると思います。
まじめにこのお問題に取り組んでいる所もあれば、薄利多売で売りまくっている所もあります。
あるメーカーの営業担当の方は日曜日でも携帯電話に、エンドユーザーからエンジンの掛け方を教えてくれと電話が入ってくると、嘆いていました。
販売店がメーカーの営業マンに教えてもらえというそうです。
(スチールの営業マンではありません念のため)
チェンソーもメーカーからエンドユーザーに直送していたそうです。
それを聞いたときはすごいなーと思いました。
説明不足のクレームはメーカー任せになっていたようです。
このようなことがどのチェンソーメーカーでも多かれ少なかれあったと思います。
メーカーは価格が壊れるということ以外にも、このような状況になることを危惧しています。
実は当店にも使い方を教えてくれという電話などがあります。
他店で購入した方からの電話です。
並行輸入品かもしれません。
最初の頃は答えていましたが、今では答えていません。
このようなことを書くとサービスの悪い店だなと思われるかもしれませんが、受け答えに結構時間をとられてしまいます。
来客中のときなど忙しいときもあります。
手が回らなくなるので購入店に聞いてくださいと伝えるだけです。
メーカーはもっと大変なのかもしれません。
ある程度のサポートはメーカーでも必要かもしれませんが、すべてのユーザーのサポートをすることになると、当然それは商品の価格に跳ね返ってくると思います。
だからメーカーは販売店をサポートし販売店はエンドユーザーをサポートするという体制を取っていると思います。
ネット販売は販売店がエンドユーザーをサポートしにくいということからメーカーは危機感を持っていると思います。
しかし、対面販売でも説明せずに販売している所もあるようですが・・・
本来は販売方法(店舗販売、ネット販売)で良し悪しを決めるのではなく、販売時の説明とアフターサービスの良し悪しで評価しなければならないのかもしれません。
ここでスチールのことについて少し書いておきます。
スチールがネット販売の中止を要望したことでイメージが悪くなった感があります。
販売店を押さえつけているというイメージをエンドユーザーの方は感じるかもしれません。
しかし実はスチールは私の所みたいな小規模プロショップをかなり応援してくれています。
他のメーカーはほとんどが販売台数や取引金額によって販売店を格付けしています。
言いようによっては薄利多売の店ほどメリットを受けられるようになっています。
スチールは販売台数や取引金額だけで販売店を格付けしません。
スチール製品に対しての知識や修理技術、専用工具類の充実などいろいろな要因を加味してくれます。
アフターサービスや商品説明に対しても評価の基準としてくれます。
こうすることによってエンドユーザーの方もメリットを受けられると思いますし、我々小規模販売店も技術や知識を高めようと努力します。
対面販売を推奨しているメーカーとして動いてくれていると思います。
しかし、いかんせんチェンソー販売店が少ないということもあり、恩恵にあずかれるお客さんは少ないかもしれません。
また、販売店としても需要が少ない商材なので、狭いエリアではなかなか大変です。
北九チェンソーはチェンソーが商材の主力商品です。
トラクターなど大型機械で地元に密着した商材もあればいいのですが・・・
まあ、ない物ねだりをしても始まらないので、とにかくがんばります。
夜遅くなってきたので、なんか話がまとまらなくなってきました。
頭が回っていません。
ネット販売ではまだ、ハスクバーナとゼノアがあるのでこちらをがんばっていきます。
何度も書いていますがスチール商品に関してもアフターサービスはキチンと継続するのでご安心ください。
それではまた。
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2010-03-09
ネットショップについて
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ネット販売は利点や難点がいろいろとあります。
実店舗にて販売しても同じようなことがあるかもしれません。
私も入手が閉ざされるユーザーが出てくることがとても心配です。
当店のユーザーの方には消耗品等販売していくつもりですが、ネット販売を自粛するとなると新規ユーザーの方への販売は難しくなるでしょう。
それではまた。