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カーボンノックから焼きつき

焼付きというとピストンとシリンダーに傷がついてピストンが動かなくなることを言うと思います。

ピストンシリンダーに傷がついていてもピストンが動くこともあります。
その場合、圧縮がなくなってしまうこともあります。
圧縮がなくなるのはピストンシリンダーが磨耗してしまうことでも起こります。

当店ではピストンシリンダーの不具合には「焼付き」という言葉をつかっています。


前置きはこのくらいにして本題に入りたいと思います。

混合オイルはやはりいいものを使用しなければ、機械にダメージを与えてしまいます。

混合オイルの良し悪しで起こる不具合は、長い年月たたないと起こらないように感じてしまうかもしれませんが、この間半年で焼きついてしまったブロワがありました。


購入後半年ということで、ピストンシリンダーにダメージがあるということを考えていませんでした。

(ゼノアのハンディーブロワでエアフィルターもしっかりしているので、ブロワの中でも耐久性の高い商品だと思います。)

最初は燃料に水が混入してキャブレターがおかしくなったのだと思いました。

ダイヤフラムなどもまったく問題ないし、キャブレター内も水が入っている気配はありません。

電気も悪くない、圧縮が少しないような感じがするので、マフラーをはずして覗いてみるとひどい傷はありませんでしたが、購入後半年のピストンには見えませんでした。

とりあえずピストンシリンダーを分解することにしました。

磨れています


新品と比較してみると違いが分かると思います。




カーボンが少し溜まっています。


ピストンのほうだけ交換してもいいかなと思いましたが、シリンダーもすれているのでこちらも交換することにしました。

プロのお客さんなので修理代金は掛かってもキチンと修理していなければなりません。


ゼノアのブロワはエアフィルターとてもしっかりしています。
半年しかたっていないので、ここからゴミを吸い込むことはあまり考えられません。

なぜ、ピストンシリンダーを研磨してしまうくらいの異物がシリンダー内に入ったのか。


粗悪な混合オイルですごいカーボンが溜まっていました。
そのカーボンが剥離して研磨剤となったようです。

赤線のところのカーボンが剥離した跡。

たった半年でここまでカーボンをためてしまう燃料は何だったのでしょうか。

お客さんに聞くとガソリンスタンドで混合ガソリンを買っていたということでした。
粗悪な混合オイルで混合ガソリンを作っていたのでしょう。

すべてのガソリンスタンドが粗悪な混合ガソリンを販売しているとは思いません。

日本のガソリンは品質が高いといわれています。
ガソリンスタンドの中には品質の高い混合オイルを使用して混合ガソリンを作っているところもあります。

しかし、作る人が作り方を間違えると大変なことになります。
たとえ品質の高い混合オイルでも50:1のオイルを25:1で混ぜるとカーボンが溜まりやすくなります。

私の考えですが、燃料は自分で管理することが一番だと思っています。

特にプロユーザー、会社ならばなおさらだと思います。
複数台機械を使用していて、間違った燃料を使用するとすべての機械がダメになってしまいます。

最悪仕事がストップしてしまいます。

※もう十年以上前のことですが、チェンソー5台がいっぺんに焼付いたことがありました。
燃料が原因でした。
このときはガソリンと混合ガソリンの携行缶を間違えてしまったそうです。



ハスクバーナのオイルは昔から青い色がついていたので間違えることが少なかったと思います。



新品のシリンダー



混合オイルはスチールHPスーパーがいいような気がします。
その次にハスクバーナのLSオイルがいいと思います。

しかし、HPスーパーは3000円前後もします。ハスクバーナLSはその半額くらいの実売価格なので当店ではハスクバーナLSをお勧めしています。

価格の差は倍ですが、性能の差はあまりないと思います。

スチールは4MixエンジンにはHPスーパーを使用するように勧めています。

当店のお客さんでハスクバーナのLSを4Mixエンジンに使用している方は多数いますが、それで不具合が出たということは今のところありません。

また、当店では4Mixエンジンのバルブクリアランス調整をするときにあることをしています。(企業秘密ですへへ)

ハスクバーナのLS以上の混合オイルを使用していれば、やらなくてもいいかもしれませんが。

とりあえずは当店ではすべての4Mixエンジンで行うようにしています。

※4Mixエンジンはいい混合オイルを使用しないと壊れます。

それではまた。


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    [C568] No title

    ヒデさん、ヒグヒグさん、こんにちは
    混合オイルの良し悪しは機械の寿命に影響を与えていると思います。

    特に4Mixエンジンはバルブがあるので影響が大きいと思います。

    内の近くのホームセンターでは25:1の混合オイルが400円を切る価格で販売されています。
    ハスクバーナの混合オイルは50:1で1575円です。

    価格は高いですが、エンジンパワーアップ、始動性アップ、潤滑性能、もろもろを考えると安いと思います。

    それでは。
    • 2010-08-23 09:47
    • チェンソーヤ
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    • 編集

    [C567] No title

    初めてこちらにコメントさせていただきますm(__)m

    さすがです!ピストンの画像を見たかんじ、「ピストンの摩耗」とマフラーを外しただけでは私ではわからなかったとおもいます(^^; アタリがついてるのかな?ぐらいだったかもしれません。

    シリンダーまで分解する判断は面倒なので最終判断になりがちなもので・・・・(;;


    当方は、今年はカーボン溜まりの修理がやけに多いなと感じております。もしくは以前は見逃していた修理判断の技術が上がったのか  それはあまりないか・・・(--;


    FS2200のスターターロープが切れた修理から始まったのですが、原因はデコンプまでカーボンがキレイ(キレイという表現はおかしいかも)に埋まってました。


    2年前ならロープ交換して終わりでした・・・ピストンシリンダーのカーボン溜まりは疑わなかったです。

    話を聞くと引っかかりを感じてはいたが、徐々に強く引かないとエンジンをかけられないとのことで、カーボン溜まりを強く疑いました。


    ま、案の定でしたが・・・・

    その後、今期はたくさん、ピストン交換、シリンダー洗浄はやりました。刈払い機のロープ切れ=カーボン溜まりと思うようになって、お客さんにマフラーを外して見せて修理をやらせてもらうようになったのもあるとおもいます。大概、シリンダーの排気がカーボンで埋まってます。


    やっぱり、いい混合オイル使うことですね!とつくづくおもいます。


    それではまた






    [C566] No title

    私は、チェンソーのエアフィルターに隙間があったのを気づかずにしばらく使用してしまいました。

    スロットルバルブ付近におが屑が付着しており結構吸い込んでしまったかと思いましたが性能低下は感じられずダメージは微々たる物だったかなと思います。

    とりあえず、ウエスでふき取りパーツクリーナーで洗い流しておきました。

    それに比べカーボンの剥離は硬いためかひどくなるようですね。

    • 2010-08-19 22:20
    • ヒデ
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