この間初めてペフォードの平ヤスリを使用してみました。
目立てをすることに関しては私は度素人になりますが、これはなかなかいいかもしれません。
昔の話になりますがオオマチキハンのときはお客さんから目立ての依頼を受けることは滅多にありませんでした。
ほとんどがプロユーザーでしたし、オオマチキハンでの目立てがベンチグラインダーを使用していたのでイマイチ切れ味が悪かったようです。
(焼きが入る)
しかし、目立ての依頼が来るソーチェンはものすごいソーチェンが来るので、ベンチグラインダーを使わなければやってられないものでした。
(石や土にあててめちゃめちゃになっているものばかり)
ひどいものになると1~2mm位刃を削らなければなりませんでした。
こんなのを丸やすりで目立てすることはとても大変です。
機械を使わなければ、丸やすりと時間がどれだけ掛かるか・・・
目立ての機械も数種類ためしてみました。
ルータータイプのものなどあまりパッとしませんでした。
丸やすりに近い目立てができそうでなかなかいいと思ったのが目立て職人という目立て機です。
電動ドリルで動かす商品で簡単に目立てができると思います。
この商品についてはまた後日書いてみたいと思います。
ペフォードのヤスリに戻ります。



平ヤスリといっても六角形になっています。
この六角形が味噌で上刃と横刃を研ぐのにこのような形になっています。

もう一つ三角形のようで六角形のヤスリもあります。
上刃と横刃を研ぐのは同じです。


こちらのほうが丸やすりに近い形なので目立てをするイメージがわきそうですが、ソーチェンに当てる方法は全然違います。
丸やすりはチェンソー本体側からヤスリを当てますが、これらのヤスリは反対側の前からヤスリを当てます。
当てる角度もまったく違います。
私自身も正確なやり方は良く分かっていません。
本を見てやっています。
実際にやっているところを見たわけではないので、間違っているかもしれません。
目立ての専門家カール・・(名前を度忘れしました。)
に聞いてみたいです。

ソーチェンのカッターは白い線の部分がキチンと研いでいれば問題はありません。
ペフォードの平ヤスリは前からカッターを上から見ながら研げるので腕を動かす方向とまっすぐ動かせれば上刃目立て角がしっかり出ますし、カッターの角の部分もしっかり研げます。
最初はなれないとうまくできませんがカッターの上刃目立て角を考えながらやっていくと少しずつうまくいくようになってきました。
丸やすりだけで研いだソーチェンで試し切りし、そのチェンをペフォードの平ヤスリで少し目立てしてみるとソーチェンの食い込みが良くなったような気がしました。
目立てはチェンソーを実際に使用している方のほうがはるかにうまいと思いますし、切れ味の感覚も敏感に分かると思います。
今度の林業機械店にカールさんが来ていたらきちんとした使い方を聞いてきます。
この平ヤスリがプロの林業家やカーバーの方たちの間で広まってきているのも分かるような気がします。
価格が普通の平ヤスリよりも高いので手が出しにくいと思います。
近くの販売店でペフォードの平ヤスリで目立てをしてくれるところがあれば一度試してみてはどうでしょうか。
▼ペフォードそれでは。
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