10月3,4日で群馬県にて林機展がありました。
林機展の前日にスチールの会議もありそこで将来発売されるであろう機械を紹介していました。
また、ハスクバーナも林機展にて将来発売されるであろうチェンソーを展示していました。

数年以内には発売されるであろうと思われるチェンソーです。
層状掃気エンジンで電子制御のイグニッションモジュール、電子制御のキャブレターです。
エンジンの始動性はよくなり(チョークレバーがない)、各エンジン回転域で最適な点火ポイント燃料吐出を行い最大限のパワーを引き出すようになっているそうです。
(リアルタイム3次元制御)
ここまで電子制御しなければ、厳しくなる排気ガス規制に対応できないとのことでした。
電子制御になると調整ができないブラックボックスになるので、不安を感じてしまいます。
しかし、バイクや自動車ではずいぶん前からこのシステムを使用していてそれが当たり前になっています。
農機具もこれからはこのようなシステムを取り入れていかなければならないと思いますし、またメリットのほうが多いと思います。
機械的にはすごく使いやすいものになっていくと思います。
エンジン始動性がよくなり、パワーアップ、燃費向上などいろいろあると思います。
写真の機種は***と型式はなっていますが、***のマイナーチェンジ機というよりはまったく別物と思っていいほどの違いがあるそうです。
スチールはMS261というチェンソーが10月から新発売になっています。
これに関してはまた別の機会に紹介したいと思います。

ハスクバーナの576XPです。
こちはまだ未発売ですが、来年には発売されると思います。(私の予想です)
X-torqエンジン(層状掃気)です。
これは575XPとしてもう4,5年ほど前からあるのですが日本未発売でした。
575XPから575XPNewEditionとなり今回576XP日本投入となると思います。
(排気ガス規制の絡みもあるので、あくまでも私のよそうですが・・・)
唯一の懸念は70cc以上のエンジンなので日本の需要が少ないということです。
スチールからはMS441というチェンソーが数年前から販売されています。
(層状掃気エンジン)
しかも、MS441は新たに電子制御のキャブレターを搭載するようになります。
排気ガス規制に対する新型機種の攻勢はスチールが一歩進んでいるようです。
ハスクバーナにも頑張ってもらいたいところです。
ハスクバーナにもすごい機械を開発していると思われるチェンソーが展示されていました。

560XPです。
357XPの次世代機種になると思われます。
まだ世界未発売なので、詳細はわかりませんでしたが、排気量は59.8cc、出力3.5kw、質量5.4kgとなっています。
357XPよりも軽くなっています。
排気量アップでしかも層状掃気エンジンなのに357XPより軽量化しています。
やりますねー。

わかり辛いかもしれませんが、シリンダーが後方へ30度ほど傾いています。
シリンダーカバーをはずして中を見たかったのですが、見ることはできませんでした。(世界未発売のため)
また、すごくコンパクトになっていました。
60cc弱のチェンソーには見えません。346XPとほぼ変わらないくらいの大きさに感じました。
重量バランスもいいように思いました。
私の独断と偏見ですが、ハスクバーナは重量バランスがいいような気がします。

560XPを見てハスクバーナの次世代機種にもすごく期待しています。
346XPの次世代機種、550XPというネーミングになるのか・・・
楽しみです。
日本発売になるには時間がかかると思います。
(私の予想です)
※海外メーカーは本国で先に発売ししばらく様子を見てから日本発売になることが多いような気がします。
今回はスチールの会議にだけ参加し、ハスクバーナの会議には参加できませんでした。
ですから、ハスクバーナの排気ガス規制開始後の新機種販売計画等、詳細は聞くことはできませんでした。
2011年の排気ガス規制は、規制なのでともするとチェンソーにマイナスを及ぼすように感じてしまいますが、実際は燃費がよくなっていたり、使いやすくなっていたり、振動など体に対する負担も減っていたりとトータルするとかなりいい機械になってきているのではないでしょうか。
スチール、ハスクバーナ世界二大メーカーは資金力もあるのでかなり作りこんでくると思います。
ただ、スチールのほうがチェンソー新発売が一歩先を行っているようです。
ここ数年は新型農機具の発売ラッシュになると思います。
排気ガス規制のため今までとは違ったシステムを組み込んだものなど新しい技術が増えるでしょう。
修理やる販売店としては勉強していかなくてはなりません。
新しいものはなぜかわくわくしますね。
それではまた。
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