先日の林業機械化展(林機展)にハスクバーナ356BTxブロワが展示されていました。
来年発売の予定になっているそうです。

もったいなかった。
発売のタイミングがあまりにも遅すぎたと思います。
このブロワは8年弱前くらいには本国のほうで発売されていました。
デザインも斬新で、排気量51.7ccあり、風速風量とも当時としては申し分ありませんでした。
世界版カタログで見ていましたが、よく担当営業の方に発売しないのか尋ねていました。
デザインだけでも売れると思う商品でしたし、当時は背負式ブロワは排気量40ccクラスが主流でした。
ブロワ市場をハスクバーナが食い込んでいけると思える商品でした。
毎年毎年ブロワのシーズンになると発売しないのかハスクバーナに聞いていましたが一向にその気配はありませんでした。
そうこうしているうちに国産ブロワの排気量も徐々に大きくなり、そしてついにはスチールからBR600ブロワが発売になりました。
スチールBR600ブロワもデザインが優れていると感じました。
エンジンは4Mixエンジンで排気ガスもきれいだし、排気量も64ccもありパワーはすごいものがあります。
(新型エンジンなので当時は一抹の不安もありました)
これは売れると思いました。
案の定デザインとパワーで背負式ブロワの市場をBR600が席巻していきました。

今では、北九州の方ではスチールBR600ブロワでなければ・・・という雰囲気です。
今現在ではBR600よりも排気量が大きくパワーがあるブロワもありますが、BR600に取って代わることはないと思います。
パワー的にはBR600でもありすぎるくらいです。
(苦情が来るくらいのパワーでセーブしなければならないくらいです)
デザインはBR600に勝るものは見当たりませんし、振動や排気ガスのクリーンさ、エアフィルターの性能などかなり高いと思います。
手前味噌になりますが、BR600は4Mixエンジンで少しばかりの注意点があります。
しっかりした販売店でなければ、お客さんに注意点を伝えられず不具合を起こすでしょう。
そして、BR600はダメだというレッテルを貼られるかもしれません。
BR600はタフでいい機械です。
ということでハスクバーナの356BTxブロワへの期待はなくなっていきました。
正直な所いまさらという感じがしないでもありません。
しかし、もったいなかったと思います。
早く発売してハスクバーナのブロワを浸透させ、他社が排気量アップをする前に排気量をアップしていけば、ハスクバーナも市場を占有していたのではないでしょうか。
草や落ち葉を吹き飛ばすブロワとしてはBR600以上のパワーは要らないと思います。
(逆に埃が舞いすぎて苦情が来るくらいです)
ブロワとしての信頼性はゼノアがあるのではないでしょうか。
エアフィルターがしっかりしています。
ブロワでエアフィルターがしょぼいものはハッキリ言ってダメです。
ブロワ購入時にはエアフィルターを重要視しなければなりません。
ゼノアのブロワも一時ハスクバーナブランドで販売されていました。


層状掃気エンジンで排気ガスもクリーン、燃費も良い

巨大なエアフィルターを装備していて安心です。
排気量も64.9ccあり、こちらがスチールBR600のライバルと言えるかもしれません。
ではなぜ今回ハスクバーナ356BTxブロワをブログで取り上げたのか。
それは、面白い仕組みをしていたからです。
長くなったので次回に続きます。
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