ソーチェン用の電動目立て工具はいろいろなところからいろいろと出ています。
安いものは数千円から高いものは数十万円するものもあるようです。
ただ、上手な人が丸やすりで自分の手で研ぐのに比べるとイマイチかもしれません。
電動なので回転が早すぎたりしてうまくいかないことが多いような気がします。
手で研ぐほうがいいのかもしれませんが、ソーチェンは土や石に当てるとダメージが大きく使用できるまで手で目立てすることはかなりの労力と丸やすりを消費してしまいます。
そういう時は電動目立て工具が重宝します。
ダメージがひどいものは1~2mmほど削らなくてはなりません。
(焼きが入らないようにするには、電動目立て機でも時間が掛かる)
私もいろいろと電動目立て工具を見てきましたが、今回紹介するSKS2140は一番丸やすりで研ぐのに近い仕上がりになると思っています。
目立ての仕上がりの形は良くても、回転が早すぎて焼きが入っていたりしてダメなものもありますが、このSKS2140は回転をコントロールできる電動ドリルを使用することで意外とうまく研げると思います。


ソーチェンのカッターの向きによって取り付け方を替えます。

ヤスリとカッターの当たり方はこのようになります。
ヤスリはダイヤモンドヤスリで皿をひっくり返したような形状をしています。
中心のシャフトを電動工具で回すので、意外と負荷が掛かってしまいます。
ある程度しっかりした電動ドリルが必要になると思います。

マキタのプロ用電動ドリル(無断階変速式)を使用しています。

販売会社によっては電動ドリルを付属しているところもありますが、正直使い物になりません。(上記の電動ドリルはあまりよろしくありません)
また、インパクトドライバーは使用中にインパクトが掛かるので使用することが難しいと思います。
目立て自体は高速回転させると良くないので、SKS2140もその辺を考慮してヤスリの中心を回転させるのではなく、歯車かベルトなどで減速して回転させるようにしてあれば、能力の低い電動ドリルでも使用することができたかもしれません。
しかし、SKS2140は概ね使いやすい電動目立て工具だと思います。
スチールから販売されているカーバイトチップソーチェンのピコデュロなどもうまい具合に目立てできるそうです。
(スチールでも使用しているようです)
ピコデュロチェンを使用している方はSKS2140をお勧めします。
▼SKS2140カーバイトチップチェンは意外と優れものだと思います。
これも後日紹介したいと思います。
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