11月28日に目立て会を開催しました。
当日は8人の方が来店してくださり、ペフォードの平ヤスリと日東ヤスリの使い方を説明しました。
私自身正確な使用方法がわかっているわけではありませんが、私が丸ヤスリで目立てしたものより良く切れるのでよしとしています。

当日はスチールMS261チェンソーのデモンストレーション、試し切りも行いました。
振動も少なくパワーもありなかなかいいのではないでしょうか。
まだ全分解していないのでなんともいえませんが、意外と作りこんでいるかもしれません。
さて目立て会の話に戻りますが、最初に乾燥したケヤキをMS192C-E35cmで切ってみました。
ペフォードヤスリで目立てしたものです。
いい切れ味で皆さんにも試してもらいました。
その後でMS261新品ソーチェンで試し切りしてもらいましたが、切れるスピードがMS192より少しいいくらいでした。
MS192よりももっと切れると思っていたのですが・・・
MS261はもっと切れるはずと考えていたので、少し肩透かしを食らいました。
MS261のソーチェンRM.325を日東ヤスリで軽く目立てをして見ました。
試し切りをすると切れ味がアップしていました。
しかし、目立て会に来た方はMS261よりもMS192の切れ味のほうに興味があるようでした。
30ccのチェンソーで乾燥したケヤキがここまで切れることに驚いていました。
目立ての道具やヤスリの保管方法などいろいろと意見交換などをして有意義な会だったと思います。
(私が思っているだけかもしれませんが・・・)
今回の目立て会は20~30人くらいの方に声を掛けていました。
そして8人の方が着てくれましたが、10人前後の人数で丁度良いと思います。
ピコデュロのDVDや林機展のDVDなども見ていただき2時間半くらいで終了しました。
ペフォードの平ヤスリは小型チェンソーのほうが効果があるような気がします。
小型チェンソーは排気量も小さく非力なので切れ味はより目立てに依存すると思うからです。
また、スチールのPMMC3ソーチェンの切れ味がアップするように感じます。
排気量35cc前後で広葉樹を切ることが多い薪ストーブユーザーにいいのではないでしょうか。
特にMS170、MS192のPMMC3チェンに合うような気がします。
排気量の大きいチェンソーではダメというわけでなく、効果をより多く感じるのは排気量が小さいほうだと思います。
小型チェンソーで広葉樹の玉切りをするユーザーの方一度試してみてはどうでしょうか。
▼ペフォード目立て会が終わった後、MS261の切れ味にまだ不満があったので、もう少し目立てしてみました。
今度は軽く当てるのではなく、しっかり平ヤスリで研いだのがわかるくらいに目立てしてみました。
切れ味がかなりアップしました。
新品のソーチェンを平ヤスリで目立てするときは、ある程度しっかり目立てしたほうがいいのかもしれません。
(平ヤスリの角度が出るくらい)
それともう一つ私自身まだ平ヤスリで目立てをした回数が多いわけではないのですが、オレゴンのソーチェンよりもスチールのソーチェンのほうが平ヤスリで研いだ効果がわかりやすいような気がします。
また、スチールソーチェンのほうがヤスリの掛かりもいいような気がします。
当店で平ヤスリを購入してくれた方すべての方からの評価ではありませんが、数人の方からは高評価をいただいています。
その方たちと今度はヤスリを当てる角度などいろいろと情報交換していきたいと思います。
それでは。
平ヤスリで目立てする方法は、2007年の林機展でランカスターさんから教えていただいた情報でした。
当時、メーカーに問い合わせてみましたが、側面もヤスリになっているようだくらいの情報しかなく、また日本には入ってきていないとのことでした。
今年になって仕入れることが出来るようになり、平ヤスリの効果に驚きました。
丸ヤスリでの目立てがうまい人は差が少ないかもしれませんが、私は丸ヤスリでの目立てが下手なので、効果をすごく感じました。
平ヤスリでの目立てはカッターの強度が落ちるという方もいるので、これからまだいろいろと検証していくつもりです。
今のところカッターの強度が落ちて不具合が出たことはありません。
ランカスターさんはどうですか。
それではまた、いろいろと教えていただけると助かります。