12月3、4日にハスクバーナ・ゼノアの代理店会議がありました。
九州山口地方の販売店が約20社ほど集まりました。
(九州地方のハスクバーナ取扱店の中でも一部だと思います)
ハスクバーナをメインに取り扱っている販売店は8社くらいしか来ていませんでした。
来年2011年の排気ガス規制が始まるのに大丈夫なのでしょうか。
今回の会議は技術的なことよりもこれからのロードマップ的な話が多かった気がしますが、それでもATの話やいろいろな情報を聞くことが出来ました。
新技術が投入されこれから修理なども一筋縄ではいかないようになるかもしれません。
新技術投入で故障がゼロになれば修理など心配しなくてもいいのでしょうが・・・
技術的なことを言えば、やはりスチールと同じような技術を投入してきたと思います。
これから先の更なる排気ガス規制に対応すえるには、エレクトロニクスの技術を投入しなければクリアできないと思います。
この技術は排気ガス規制のためだけではなく、燃費、始動性の良さ、そしてパワーアップにもつながる技術です。
ホンダが1980年代F1にエレクトロニクスの技術を持ち込み連戦連勝しましたが、チェンソーにもそのような技術が搭載される時代になって来ました。
(言い過ぎかもしれませんが)
わくわくしますね。
10年20年30年後にはどうなっているのでしょうか。
ひょっとするとエンジン式のチェンソーは市場から姿を消しているかもしれませんね。
軽量で強力なモーターと高性能なバッテリーが開発されて、電動のチェンソーになっているかもしれません。
パナソニック製、ソニー製、サムスン製などのチェンソーが出ているかもしれませんね。
アップル製のチェンソーがあったりして。
i-chainsawとネーミングされていたりして。
二酸化炭素の問題で森林整備が盛んになりチェンソー業界が大きくなればひょっとして・・・
チェンソー業界も将来はエンジンだけでなく電気やコンピューターの知識も必要になって来るでしょう。
コンピューターの比重はかなり増えるかもしれませんね。
そうなったらついていけないかもです。
さて、少し写真をアップしたいと思います。

結構風があり寒かったです。

新発売のチェンソーをデモしました。
ハスクバーナの440がゼノアカラーで出ていました。


層状掃気エンジンの刈払機です。
排気ガス規制で燃料消費量を少なくしているんで、熱対策としてエンジンとカバーの間が広くなっているようでした。
キャブレターはバタフライ式のなっているようです。
アイシングやこまめなスロットル開閉に強くなっていると思います。
圧縮が強めなのでリコイルスターターの径が大きくなっているそうです。



エンジンの写真を撮ったのですが、公開するのはダメといわれてしまいました。
モザイクを掛けて掲載します。
これでもダメだったらどうしよう。
燃料消費量を少なくしているので、エンジンの熱は高くなります。
燃料による冷却が少なくなるからです。
シリンダーのフィンが大きくなって数も増えています。
層状掃気エンジンのシリンダーもスチール社はライナーを使用しているのに対し、ハスクバーナゼノアでは違うアプローチの仕方でした。
層状掃気エンジンは意外と難しいらしいです。
掃気ポートに送り込む空気量を制御するのが難しいと思われます。
キャブレターのスロットルバタフライに連動して掃気ポートに送り込む空気量を制御するバタフライをどのように動かすのか。
ハスクバーナ・ゼノアとスチールはクロスライセンスでピストンバルブ方式で掃気ポートに流れ込む空気を制御しています。
今のところこの方式がいいようです。
他社は特許の関係でこの方式を採用できないので苦労しているのではないでしょうか。
(掃気ポートのみ)リードバルブ方式のエンジンはイマイチ調子が上がらないという噂を聞きます。
触媒マフラー方式も熱対策がやはり問題になっているようですし、排気の抜けの悪さもエンジンの調子に影響があるようです。
本当に来年どの機械を売ればいいのか。
新しい機械みんな調子がよくなっていることを願っています。
クレームや故障の対応に追われるのは是非とも避けたいと考えています。
しかし、新しい機械には少なからず何かあるので、仕方ないかもしれません。(大したことない、何かであって欲しい)
それではまた。
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