2011年は新しい排気ガス規制が開始されるので、各メーカーから新製品がでてきます。
少し話がずれるかもしれませんが、共立42ccクラスの新型チェンソー意外と良いという評価を他の販売店の方からうかがいます。
新ダイワE1045、ゼノアG4211より良いかもしれないという評価です。
共立CS42RSの価格は実売価格で10万円前後のようです。
当店でも共立商品は取り扱いがありますが、CS42RSは当店にとってはお勧め機種とはなりません。
決して機械が悪いということではなく、価格帯が10万円前後ということだからです。
10万円前後の価格帯には実は当店ではスチールのMS260があります。
価格帯では思いっきりぶつかっています。
CS42RS 排気量42.1cc 質量4.5kg
MS260 排気量50.2cc 質量4.8kg
CS42RSが新型でパワーがあり、評価が高いといってもMS260は50ccあるのでパワーの差は歴然です。
8cc排気量の差があるとかなり違うと思います。
MS260は信頼性も高く故障も少ないので販売店としては安心できます。
40cc以下ならば質量差300gを重視する方も多いですが、40cc以上になるとどちらかというとパワーを重視する方のほうが多くなります。
林業従事者の方はこのクラスでも300g差でチェンソーを選ぶ方もいますす。
薪ストーブの方で玉切りがほとんどならばパワー重視でいいと思います。
(広葉樹は硬いので)
先日他メーカーの方に共立CS42RSチェンソーの評価が高いことを伝えました。
その方もCS42RSが調子がいいということを知っていましたが、少し首を傾げていました。
今の時期(2011年排気ガス規制)になぜ排気ガス対策クリアしていないチェンソーを出してきたのかということでした。
年間製造500台未満ならば排気ガス規制の対象にはならないようですが、このクラスのチェンソーは年間販売台数500台未満になることはないと思います。
私は排気ガス規制クリアしていると思っていたのでその話を聴いて不思議に思いました。
排気ガス規制のない国専用の輸出用チェンソーに将来するつもりなのかといろいろと考えてしまいました。
そして別の日に別のメーカーの方と同じ話をすることになったのですが、その方の情報によると触媒マフラーを使用して排気ガス規制をクリアするつもりだそうです。
しかし、触媒マフラーを使用すると調子が悪いということです。
通常マフラーと触媒マフラーでは性能の差がかなりあるという口ぶりでした。
排気効率も落ちるでしょうし、チェンソーの2ストロークエンジンは空冷で熱に厳しい方だと思うのでうまくいかないのかもしれません。
金額的にも触媒マフラーは希少金属を使用することが多いので高くなると思います。
このような話を聴くと排気ガス規制は大変だとつくづく感じました。
ハスクバーナもスチールも10年位前から触媒マフラーを使用している機種などありましたが国内ではほとんど売れていないということが少しわかった気がします。
しかし、既存の機種で排気ガス規制をクリアする簡単な方法は触媒マフラーだと思います。
既存の機種を年間500台以上販売するならば触媒マフラーしかないというのが現状ではないでしょうか。
触媒マフラーを使用することで避けられない気がするのは販売価格が上がることだと思います・・・
パワーを損なわず、低価格な触媒マフラーがあればいいのですが・・・
将来そのような触媒マフラーが開発されることを期待します。
しかし、触媒マフラーでは排気ガスをきれいにすることは出来ても燃費を良くする事は無理だと思います。
やはり、層状掃気エンジンやコンピューター制御の機械になっていくほうが自然の流れなのかもしれません。
今回、書こうと思っていたことと違う内容になってしまいました。
触媒マフラーのことを今回書いたので、層状掃気とコンピューター制御についても機会があれば書いてみたいと思います。
それではまた。
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2011-01-24
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