ペフォードの平ヤスリダブルベベル(当サイトでもダブルベベルというようにします)はなかなか評判が良いです。
わずかながらダメだという方もいますが・・・
先日、造園屋さんと話しをしました。
従業員さんにペフォードダブルベベルを配り全員で使用しているという会社です。
ペフォードダブルベベルは良いという話から、人によってはうまく目立てが出来ないという人もいるという話を聞きました。
なぜなのかよくわかりませんでした。
ペフォードダブルベベルは造園屋さんからの評価は高いです。
今までダメだったといわれたことはありません。
(ダメだったときは何も言わないだけかも)
どちらかというと林業のベテランの方たちがあまり手を出さないという感じです。
丸ヤスリが上手いという事とどうやって平ヤスリで研ぐの、上手くいくわけないという感じです。
(若い方たちや新物好きの方は面白がって使ってくれました)
造園屋さんは林業の方からするとチェンソー使用頻度はそこまで高くないと思います。
丸ヤスリよりも平ヤスリのほうが使い慣れているかもしれません。
(ハサミやヘッジトリマーの目立てなどで)
意外とすんなりペフォードダブルベベルを受け入れてくれた感じがします。
ペフォードダブルベベルのことは前から知っていましたが
自分で使ったことはなかったですし、競技大会にでる人たちが使用する特殊なヤスリで使い方も難しいのだろうと考えていました。
店頭にも置いていましたが、まったく売れませんでした。
一度自分で使ってみようと思い立ち、林業新知識の西間さんの記事を読みなおし写真を見ながら見よう見まねで試したしだいです。
初めてで凄い切れました。
今まで丸ヤスリや電動目立て機で目立てをしてきましたが、ここまでの切れ味を出したことはありませんでした。
2、3cmの長さの切削クズがでるし、木がやわらかく感じました。
正直角度はあまり気にせず写真を見ながらこんな感じかなと・・・適当でした。
一つ一つのカッターに出来るだけ同じ角度であてようとしましたが、初めてのときはバラバラだったかもしれません。
目立てが終わった時点で研ぎ始めのカッターと研ぎ終わりのカッターが隣り合わせになりますが、違うなと感じるくらいでした。
それくらい適当なのに切れ味が凄かったのでびっくりしました。[:びっくり:]
私がそんな感じだったので、誰でも出来ると思いました。
ペフォードダブルベベルを販売する際は簡単にこんな感じですよというくらいでした。
それでほとんどの方が「切れるね」という評価でした。
私が販売するときに「研ぎ方の正しいやり方はわかりません。皆さんでいろいろ試してください」といっていたので、皆さん適当に研いでいたようです。
評価の良かった数人のお客さんのソーチェンを見ましたが、切削角度はまちまちだし上刃目立て角もまちまちでした。[:見る:]
では、うまくいかない方はどうなっているのか。
それは私もわからないのです。
うまくいかない方のカッターを見たことがないからです。
(以前私もうまくいかないと思ったことがありましたが、デプスを落とすのを忘れていました。[:冷や汗:])
それでは、私がどのような感じでペフォードダブルベベルをカッターに当てているかご紹介します。
間違っているかもしれないので、あまり公開したくなかったのですが・・・
とりあえずこんな風に研いでも切れますよという感じで見てください。
※これが正しいやり方だとは思っていません。[:冷や汗:]

こんな感じです。[:楽しい:]

ペフォードダブルベベルの平面で矢印の部分まで研いでいます。
下側までカーブしている所、ここまで平面部分を当てています。
そして、次の面で横刃を研いでいる感じです。

矢印の部分がペフォードダブルベベルの角があたります。
(この角は広い平面部分から最初の角です)

右側の矢印目立ての限界線(目立ての目安角度線)よりも鈍角になります。
これは最後に少し線に合わせて研ぎました。
▼磐井の里さんのページにあるワーキングポイントがでているような気がします。
力を掛けている方向ですが、私はチェンソー本体側に向かって力を軽く入れるようにしています。
(カッターのダメージがひどいときは力を入れています。)
本当にこんな感じです。
横刃は気にしていません。
上刃だけしか見えていないといって良いでしょう。ハハ[:楽しい:]
詳しく理解したいという方は上記「磐井の里さん」のサイトと「出来杉さん」のサイトをご覧になったほうが良いでしょう。
とてもわかりやすいサイトです。
ペフォードダブルベベルあまり難しく考えず一度試してみる価値は十分にあると思います。
冶具はなくフリーハンドになりますが、それでもそこそこうまくいくと思います。
(私は丸ヤスリが下手なので、切れ味に驚きましたが・・・[:びっくり:])
極論ですが、丸ヤスリでうまくいかないという人ほどペフォードダブルベベルは試してみる価値があるかもしれません。
実店舗の造園屋さんに凄く評判が良いので、それを皆さんにお伝えしたしだいです。
本音はペフォードダブルベベル当店から少し売れて欲しいと思っています。[:ときめき:]
切れる刃を使用することによりチェンソー本体の負担も軽減することが出来ます。
是非一度お試しください。
▼ペフォードダブルベベル追伸、
スリーコーナータイプはまだ試したことがありません。
やり方は同じだと思います。
広い平面部分があまり広くないという感じかな。
それではまた。
ブログの機能、絵文字を多用してみました。
さらに追伸、
もっとこうすれば簡単、ここに注意すれば簡単にできる方法をご存知の方は教えていただければ幸いです。
間違いのご指摘でもコメントしていただければ幸いです。
以前は写真を撮るときは、自作の写真撮影ボックスを使用して撮影していました。
今はそのままフラッシュをたいて撮影しています。
平ヤスリで目立てする方法は丸やすりが上手い人にとっては切れ味の差があまりないと思うので、驚きは少ないと思います。
しかし、丸やすりでなかなか上手く目立てできない人にとってはいいと思います。
(私もその一人です)
適当に使ってもそこそこの切れ味が出ると思います。
これからは初心者に近い方にでも勧めてみようと考えています。
ある程度の器用さがあれば丸やすりよりも簡単にできるのではないかと思います。
販売するときは一応実演しています。
私のやり方になりますがそこそこの切れ味がでますし、丸やすりの使い方を教えるよりも教えやすいかもしれません。
(私だけかもしれませんが)
今考えると丸やすりは理屈が分かっていないと間違った研ぎ方をしてしまいがちだと思います。
千田さんのサイトで切れる刃の形を紹介していただいたのでどのように研いで、刃の形をどうすればいいかということが私自身勉強させてもらいました。
これからもよろしくお願いします。