ゼノアG2501似よく似たチェンソーが修理に入ってきました。
ゼノアのG2551フィンガーEZと比較しています。
G2551なのでフロントハンドルとファンカバーが若干異なります。




ナベさんに紺色のOEM商品があるのか聞いてみましたが、「無いと思いますが・・・」という回答でした。
これがコピー商品なのか。
もしコピー商品なら初めて見ます。
面白い
(ゼノアのOEM商品かもしれないので、コピー商品ではないかもしれません。)


chainsaw2500と書いてあります。
そして矢印部分にKakoと書いてあります。



それ以外にメーカーや排気量などの情報を書いてあるところは見当たりませんでした。
Kakoというメーカーなのでしょうか。

キャブレターを見てみたいと思ったので

あまり材質がよくないような気がします。

ゼノアのエアフィルターとは明らかに材質が違うようです。


エアフィルターの材質は本物とあまり変わりはないようです。

似てるような、なんか違うような・・・

ウォームギアはチープな感じがしました。

今のG2501にはついていないと思います。
これにはどんな意味合いがあるのでしょうか。
スパイクバンパーみたいな効果があるのでしょうか。


これをはずすと中にチェンオイルタンクのエア抜きがありました。
エア抜きの場所はここがよかったりして。
当然このカバーは必要になりますが。


慣性自動チェンブレーキがついていました。
この点は感心しました。
私は軽量化のためにチェンブレーキを取り付けないのは少し問題かなと考えています。
どんなに小型のチェンソーでもチェンが人の体に当たれば怪我をすると思います。軽症ではすまないと思います。

円で囲んだところは貧弱でした。
実際衝撃で作動するかどうか試していません。
キャブレターがどうなっているか見てみました。



ウォルブロのキャブレターにそっくりでした。
ウォルブロの工場から横から出ていればもう本物と一緒でしょうね。
(世界の工場)

それとソーチェンが3/8ピッチ91VSでした。
試し切りもしましたが、切れ味はよかったです。
25APよりもいい感じだと私は思いました。
ソーチェンはカールトンでした。
オレゴン製です。
ガイドバーはどこのものか分かりませんでした。
G2501シリーズも3/8ピッチシリーズを用意すればいいと思うのですが・・・
3/8ピッチがあれば1.1mmゲージのソーチェンも選択できるし、何よりG2501がいろいろな用途に使用できると思います。
25APは作業内容によっては、ソーチェンが脱線しやすいので作業を選ぶといっていいかもしれません。
さて、このチェンソーの価格は1万円を切っていたそうです。
激安です。
試し切りをした限りでは、国産ホームセンターの機種より力があるかもしれません。
ゼノアのG2501のOEM商品ならば当たり前でしょうが、コピー商品ならばすごいですね。
本物から型を取ったというより、本物の部品を使用しているのではないかというくらい切れ味がよかったです。
ピストンシリンダーは本物だったりして。
ただ、製品自体の重量は重かったです。
チェンブレーキがついているから仕方がないかもしれませんが、それを考えても少し重いかなと感じました。
ほとんど使用していないまだ新しいチェンソーなので調子がよかったのではないかと思います。
耐久性には疑問が残ります。
細かいところのつくりが悪いようでした。
ウォームギアなど本物とは比べ物にならないくらいの品でした。
そのようなことを考えると使用するには少し怖い気がしました。
ソーチェンが高速で動くのでそのあたりの部品はきちんとしたものであってほしいですが・・・期待できるかどうかは疑問符がつきます。
確かに一流メーカーのチェンソーは高く感じるかもしれません。
しかし、チェンソーはとても危険な道具です。
大怪我をすることもありますし、死に至ることもあります。
チェンソーはチェンという刃物が高速回転しています。
中国製のチェンソーがどれくらいのものか良くわかりません。
私は、フルスロットルすることも怖いと感じてしまいます。
また、一流メーカーの製品でも正規輸入品と並行輸入品では価格も違います。
ただ、チェンソーは危険な道具であると同時に機械なので壊れてしまいます。
部品の供給やバックアップは正規輸入品のほうが格段に上だと思います。
それと販売店によっても機械の壊れやすさや危険度は変わってきます。
ほとんど説明もなく機械を販売するところや、修理技術が良くなければ危険度は増してしまいます。
チェンソーでの怪我はちょっとしたことでも大怪我になりやすく、治療費も高額になりやすいと思います。
十分に注意したほうがいいと思います。
それでは。