ゼノアG2551こがるに3/8ピッチのソーチェンを取り付けました。
国内販売のG25**シリーズには1/4ピッチしかソーチェンのタイプは用意されていません。
私の知り合いには強力なバイヤーがいて3/8ピッチのクラッチを手に入れることが出来ました。[:楽しい:]へへ
手に入れた3/8ピッチクラッチですが、粗悪品ではありません。
材質強度とも問題ありません。
ウォームギアは1/4ピッチと兼用になるので交換の必要はありません。
3/8ピッチに変更するにはソーチェン、ガイドバー、クラッチの3点になります。
3/8ピッチには1.1mmゲージと1.3mmゲージがあるので好きな方を選択できますが、G25**は排気量が25.4ccなので1.1mmゲージをお勧めします。
ただ、ゼノアこがるには3/8ピッチが用意されていませんので、3/8ピッチガイドバーは1.1mm、1.3mmともに他社製になります。
(1.1mmは海外にもないと思います)

上は純正の1/4ピッチガイドバーです。
下が他社製3/8ピッチ、1.1mmゲージ、ガイドバーです。
長さが若干短いようでした。
使用するソーチェンの長さは両者ともほぼ同じなのでチェンソーに取り付けた状態ではあまり長さは変わらないかもしれません。
(計ればよかった)
ガイドバー重ねてみました。

ガイドバー先端のRはほとんど同じといって良いでしょう。

ガイドバーの根元はゼノア純正が若干細いです。
ガイドバー先端のRがほぼ同じなので少し安心しました。
他社製ガイドバーを注文する前はここが気になっていました。
先端のRが大きすぎるとキックバックの可能性が高くなるからです。
国内販売のこがるには慣性自動チェンブレーキが付いていないので、キックバックが怖いです。
純正品のガイドバーと先端Rが同じだったことで少し安心したしだいです。
ちなみにカービングバーとの比較

先端のRはカービングバーが小さいです。

ガイドバーソーチェンが同じ長さなのでソーチェンスピードはほぼ同じになります。
※無負荷状態でエンジン回転同じだとして
※本当はカービングバーが若干遅くなります。

ソーチェンを装着した状態で先端Rの大きさはこれだけの差になります。
なぜ先端Rが小さいほうがキックバックが少なくなるのか。
キックバックは先端上側1/4だけに木などが当たるとチェンソーが跳ね上がります。
カービングバーのほうがキックバック起こすゾーンは小さくなります。
小型チェンソーでチェンブレーキが付いていない機種はキックバック起こすゾーンを出来るだけ小さくしたいと思っています。
すべてカービングバーにすればいいのでしょうが、カービングバーは構造上ローラートップにすることが難しく先端をステライト加工しなければなりません。
ガイドバーのコストアップになりますし、パワーも若干ロスします。
またソーチェンに負担もかかります。
それともう一つカービングバーは1/4ピッチの小さいソーチェンしか使用できません。
1/4ピッチソーチェンは外れやすく(脱線)ガイドバーとドライブリンクを痛めることも多く嫌がる人もいます。(地域性にも寄ります)
話が少し脱線しました。

3/8ピッチ、1.1mmゲージ


1/4ピッチ、1.3mmゲージ


他社製ガイドバーですが、チェンオイルの吐出、チェン張り調整には問題なさそうです。

ゼノア純正ガイドバーの場合。
それと肝心の3/8スプロケット

こちらが3/8スプロケットウォームギアとの取り付けなど問題ありません。

3/8ピッチ、1.1mmゲージのソーチェンを取り付けたところ、スプロケットの歯車のセンターに来ていません。
ガイドバーとソーチェンが薄いのでこの位置になるのかもしれません。

1/4ピッチソーチェンだとこの位置になります。
厚みがある分歯車のセンターに近い位置にあります。
ちなみに各質量
ソーチェン1/4ピッチ1.3mmゲージ(25AP-60) 125g
ソーチェン3/8ピッチ1.1mmゲージ(○○○○○-40) 104g
ガイドバー1/4ピッチ25cm 286g
ガイドバー3/8ピッチ1.1mmゲージ25cm 253g
各トータルの質量差は54gとなります。
感覚で差はわからないと思います。
3/8ピッチ、1.1mmゲージのガイドバー25cm、ソーチェン、スプロケットに興味のある方はお問い合わせください。
それではまた。
▼ゼノアチェンソー用ガイドバーチェンのセット
この件につきましては、気が付いたことがありますので近々にブログにアップします。
それではよろしくお願いいたします。