先日、遠方からチェンソー修理依頼があり、チェンソーが送られてきました。
大変申し訳ないと思ったのですが、修理お断りさせていただきました。
そのチェンソー並行輸入品だったのです。
そのまま送り返させていただきました。
修理してもよかったのですが、前回ハスクバーナの346XPの並行輸入品をお断りしたので、今回も断りしました。(スミマセン)
並行輸入品の修理に関しては当店ではこのようなスタンスでいこうと思っております。
※それと以前東京パイオニアさんから教えていただいたのですが、スチールは部品が合わないこともあるようです。(修理ができない)
ネットショップによる部品販売に関しましては、当店より機械を購入していただいた方のみに限定させていただきます。
特にハスクバーナチェンソーは並行輸入品が多く出ているようです。
それが原因かどうか分かりませんが、近頃メーカーで部品在庫切れが多いような気がします。
今注文している346XP部品も入荷待ちだったりします。
(メーカーの在庫管理が甘かったりして・・・)
正規品を購入した人に対して部品の供給が滞れば申し訳ないです。
他店で購入した機械でも実店舗に持ち込んでいただければ部品販売は承ります。
実機を見ればすぐに正規品かどうか判断できますので正規品の場合は部品注文承ることができます。
先日ハスクバーナの会議で他の販売店さんから聞いたのですが、工具屋さんなどがハスクバーナやスチールの並行輸入機械商品を販売しているのではないかと。
もしハスクバーナ・ゼノアとも取引があったり、ハスクバーナ取扱販売店との取引があったりすると、部品供給の心配なく並行輸入品が販売できるでしょう。
この方法はすごく魅力的です。私もやってみたくなります・・・。
ただ、私はすごく臆病者なので・・・[:冷や汗:]どきどきするのは苦手です。
※数年前こちらのほうでもスチールのハンディーブロワの並行輸入品が出回っていたようです。(工具屋さんで販売していたようです)
実物を見たのですが並行品かどうかは分かりませんでした。
ではなぜ並行品と分かったかというと取扱説明書が英語版だったそうです。
(正規品なら日本語です)
お客さんとしてはそれが並行品かどうか分からなかったと思います。
(私自身も分かりませんでした)
チェンソーを購入するお客さんもそれが正規品か並行品か分からずに購入している方もいるようです。
数年前ですが、掲示板のほうへ書き込みがありました。
チェンソーの場合販売店の方はすぐに並行品かどうか判断できると思います。
林業機械化協会のシールが貼ってあるからです。
正規品346XPとMS261です。



林業機械化協会のシールです。
このシールが貼ってあれば正規品になります。
林業機械化協会は社団法人でチェンソーの振動加速度や騒音レベル、3軸合成値を測定し国の基準値に適合していることを証明してくれる団体と考えていいと思います。
ちなみに並行輸入品




正規輸入品とチェンソーとしての能力はまったく変わりが無いと思います。
同じチェンソーです。
どこが違うかというと林業機械化協会のシールだけでしょう。
車の場合は車検証が無ければダメですし、無車検だと罰則もあります。
チェンソーの場合は罰則があるわけでないと思います。
※会社使用の場合は分かりませんので、各自お調べください。
林業機械化協会のシールが貼ってあればパワーが倍になるというならいいのですが・・・
そんなことはありません。
並行輸入品は価格がかなり安いのですごく魅力的です。
当店ではこれからも正規品のみを販売していきます。
差別化としてはアフターサービス、部品供給、情報提供くらいです。
並行輸入品のコストパフォーマンスに対抗していくには正直厳しいでしょう。
ですから並行輸入品に対する当店のスタンスをしっかり線引きし、アフターサービスの技術向上、新しい情報の入手などメーカーさんの力を借りながらがんばらなければ。
メーカーさん手を煩わせるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
高くても正規品でよかったと思われなければ、当店は消えていく運命になるでしょう。
がんばります。
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