スチールMS171チェンソーが新発売になりました。
ただし、日本国内では限定数販売ですでにメーカーには在庫が無いかもしれません。(九州割り当て分は終了したようです)
当店在庫は9台になりました。(1台だけ売れました)

継続販売は見送られたようです。
何が原因かは分かりませんが、私の勝手な推測ですと製品ラインナップがかぶるんじゃないかなと・・・
当店ではMS260チェンソーがMS241とMS261チェンソーの販売数を妨げている感じです。
本当はMS241かMS261が売れてほしいのですが、パワー・コストパフォーマンス・レシオはMS260がいいのでどうしてもお客さんにこちらを勧めてしまいます。
低燃費、排気ガスがクリーン、低振動を重視される方は断然新型機種です。
MS171もMS170が継続販売されることになったので、販売台数が伸びるかどうか難しいと判断したのでしょう。
他社廉価版チェンソーに対抗するには、MS170の29800円は必要かもしれません。
MS170の信頼性耐久性はホームセンタ仕様のチェンソーと比べるととんでもなく高いといえます。(当店ではMS170あまり修理したことありません。)壊れない
しかし、MS171もったいない気がします。
なかなかいい機械だと思います。
MS211というチェンソーが数年前から出ていますが、大きな不具合も無く、カジュアルユーザーにはなかなかいいと思っています。
その系列のチェンソーですし、スチールの層状掃気エンジンはなかなかいいのです。


スプリング防振というだけでも私的にはGoodです。
スペック、価格は下記をご覧ください。

このチェンソーが4万円前後で購入できるということはすごいですね。

見た目はMS211によく似ています。
しかし、MS171が若干コンパクトです。
他社の30ccクラスからすると質量も大きさも大きいですが、家の周りで使用するには苦にならないと思います。

エアフィルターはMS170に比べるとよくなっています。
もう少ししっかりしたものがよかったと思いますが、プレフィルとレーションが付いているので良しとしましょう。

フィルター部と枠を別にしてランニングコストを抑えようとしたのでしょうか?


しっかり作りこまれています。

点火時期は電子制御のようです。

防振はスプリング防振です。
今からのチェンソーはスプリング防振でなければと私は思っています。
スプリングの中にワイヤーが入っていて大きくゆがまないようになっています。
ハスクバーナの339XPではベルトを使用しています。同じ効果があると思います。

ガイドバー取り付けはナット式です。
私はこれがいいです。
ツールフリーとかワンタッチ式とかは嫌いです。
この部分は汚れるので、シンプルなほうがいいと思っています。

MS170ではチェン張りも面倒でしたが、MS171はサイドチェンテンショナーでやりやすくなっています。
チェン張りはスチールのこの方式が私は好きです。
まだ、全分解はしていませんが、なかなかしっかりと作られていると思います。
排気ガス対策は層状掃気2Mixエンジンで、マフラー触媒ではないのでその点もいいと思っています。
また、このチェンソーは価格を抑えようとしてガイドバー締め付けはナット式ですし、スターターもエルゴスタートではなく昔ながらのシンプルなスターターです。
軽量コンパクトになりますし、信頼性も高くなります。
ただ、エンジン始動時には若干のコツが必要になってきます。
力があれば、有無を言わさず引けばいいです。30ccクラスなので成人男性であれば問題ありません。
年配の方や女性の方は購入時にコツをしっかり教えますのでご安心ください。
スチールは実店舗でのみの販売になります。
新型機種なので新しい注意点とかもあるので、ご購入ご来店の際は予め時間に余裕を持ってお越しください。
1時間くらい説明するかと思います。

また、当店ではスプロケットをリム式に交換することも承ります。
最初からリムスプロケットで販売いたします。
基本は3/8ピッチリム式ですが、1/4ピッチリム式でもOKです。
ただ、1/4ピッチは500円ほどアップします。またカービングバーに変更したい場合は差額分アップします。

また、もれなくスチール2012年カレンダーを差し上げます。
是非ご来店ください。
追伸、
カジュアルチェンソーの層状掃気エンジンはパワーアップすると思っていました。
カジュアルチェンソーはほとんどがオープンポートというシリンダー形式で、それが層状掃気エンジンになることでクローズドポートになるからです。
スチールのカタログではパワーアップしています。(カタログデータですが)
しかし、他社ではパワーが落ちている機種もあるようです。
いろいろと難しいのかな。
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