今回は少し面白いものを、興味の無い方はまったく面白くないかも知れませんが・・・
チェンソー用のチャンバーです。


チャンバーをつけるとかなりパワーアップします。
2ストのバイクに乗っている方はご存知かもしれません。
4ストロークで言うところのターボチャージャーのような感じでパワーアップすると思います。
(効果のある回転域になるとパワーが出る感じ)
ターボチャージャーはシリンダー内に吸気ポート側から未燃焼ガスを押し込みますが、チャンバーはマフラーに洩れ出てきた未燃焼ガスを排気ポート側から押し戻している感じだと思います。
どちらもシリンダー内(燃焼室)にたくさん未燃焼ガスを詰め込もうとするシステムだと思います。
チャンバーは波動、衝撃波、専門家ではないので何といっていいか分かりませんが波動ということで話を進めさせてもらいます。
波動なのでエンジン回転数により周波数が変化します。
チャンバーの形状により効果の高い回転域と少ない回転域が出てきます。
排気量40cc~50ccクラスのチェンソー用でこのクラスのパワーが出る回転域は1万回転前後なので、それに合わせているのだと思います。
(厳密ではなくてもパワーは出ると思います)
同じチェンソーでもチャンバー有る無しで、エンジン回転数でパワーの差を感じると思います。
そこで先日紹介した。
▼パワーメーターでエンジン回転を見ながら玉切りするとどの回転域で一番切れるかが分かりやすくなると思います。
(微妙でよく分からなかったりして[:楽しい:])
聞いた話なのですが、ハスクバーナ346XPJP(排気量45cc)にこのチャンバーを取り付けたものと60cc弱のチェンソーと切比べをしたら、同じくらいだったそうです。
切削スピードは木の材質やソーチェンの種類、ソーチェンの目立ての良し悪しで変わってくるので、同等のパワーが出ているかどうかは分かりません。
(排気量10ccの差を埋めるくらいパワーが出るのでしょうか?出ればすごいのに[:楽しい:])
しかし、実際の作業にこのチャンバーをチェンソーに取り付けて作業をすることは現実的ではありません。
出来て玉切りくらいでしょう。
このチャンバーはどちらかというと販売店などで、展示会等でデモンストレーション用として使用するという感じでしょう。
マニアックなお店と思われるでしょう。[:楽しい:]
チャンバーは当店で販売もしますが、全数が100本程度で、346XP、MS260、G3711、E1039、E1042、その他用になります。
各チェンソー用の個数はどれくらいあるか分かりません。
エンジンのことにある程度詳しくて、焼き付などのリスクを負える方しか使用しないほうがいいと思います。
価格は5万円前後になります。(大量生産ではないので・・・)
それとこのチャンバーにはサイレンサーも付いているので、普通のチェンソー並みの音しかしません。
サイレンサーを外すと甲高い音がうるさいです。
それではこちらをご覧ください。
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