先日、左手をチェンソーで怪我した方がお店に来ました。
左手ははれていたと思いますし、包帯でぐるぐるまきだったのでびっくりしました。
先日スチールのトップハンドルを買っていかれたので、それで怪我したのかなと思い冷や汗が出ました。[:冷や汗:]
よく聞いてみるとこがるで怪我したとのことでした。
(以前他店で購入したチェンソーでした)
切り落とした枝を片付けるために細切れにしている最中に、怪我をしたようです。
チェンソーが跳ねて手に当たったということなので、キックバックと起こしたのかもしれません。
どのような状況だったのか詳細は分からないのですが、チェンブレーキが付いていたら大怪我にならなかったかもしれません。
(30針縫ったそうです)
ただ、慣性自動チェンブレーキが付いていても枝葉の場合キックバックを起こしてもチェンブレーキが効き難い事もあるかもしれないと思っています。
枝など細くて軽いとチェンソーがキックバックを起こしてもチェンソーも跳ね上がるかもしれませんが、枝のほうも跳ね飛ばされると思うので、チェンソーの跳ね上がりが緩くなりチェンブレーキがかからないかもしれません。
(衝撃が小さくなるので)
そのお客さんはチェンソー切断防止機能付きの手袋やチェンブレーキに関して必要性を感じているようでした。
少々高価な手袋になりますが、治療代、仕事のことを考えると安いものなのかもしれません。(後遺症が残らないことを祈っています)
国産チェンソーには慣性自動チェンブレーキは付いていないのか?
付いています。40cc以上のチェンソーには必ず付いています。
40cc未満になるとメーカーの判断になります。
付いているチェンソーもあれば付いていないものもあります。
ゼノアのこがるだけが付いていないわけではありません。
このクラスの国産チェンソー国内販売のものは、ほとんどのメーカーがつけていないのではないでしょうか。
小さいチェンソーだから、小型軽量にしなければならないから・・・
でも怪我をすればひどい怪我になります。
欧米諸国など海外ではどんなチェンソーでも慣性自動チェンブレーキは付いていなければなりません。
ですから輸出用チェンソーには国産品でもすべてチェンブレーキが付いています。
こがるにもチェンブレーキはあります。

チェンブレーキ仕様です。
チェンブレーキ仕様に変更することは出来ます。
しかし、残念なことにチェンブレーキ標準装備の新品はありません。
チェンブレーキアセンブリのオプション部品として別売りになります。
(ほとんどの国産メーカーも同じです)



ゼノアのシールが無く、スチールのシールを貼りました。
メーカーさんに怒られるかな。[:冷や汗:]
慣性自動チェンブレーキがあるのになぜ標準装備しないのか。
大きな理由は2つあると思います。
・価格が高くなる。
・質量が大きくなる。
重さを気にする人が多いので、軽量化のためにということが大きい要因だと思います。

チェンブレーキ付のカバーは389gです。

チェンブレーキ無しのカバーは159gです。
230g重くなります。
200ml缶ジュース1本分の重さでしょう。(缶の重さも含む)
こがるG2551T本体質量2.6kgでG2551TフィンガーEZが2.8kg
G2551Tをチェンブレーキ仕様にすると本体質量2.83gになりフィンガーEZと同じくらいの重さになります。
重量増の感覚はなんとなく理解していただけるでしょうか・・・。[:たらーっ:]
チェンブレーキが付いていれば絶対安全だとはいえません。
付いていても危険です。
しかし、怪我を実際に見てしまうと販売店としてはやはりチェンブレーキの重要性をアピールしていかなければならないでしょう。
出来れば各メーカーさん、慣性自動チェンブレーキ仕様のチェンソーもラインナップに加えてみてはどうでしょうか。
エンドユーザーさんも安全について意識は高くなってきていると思います。
ただ、もうひとつの問題点
・価格が高くなる
部品価格で差額を計算するとチェンブレーキアセンブリは1万円ほど高いのでその価格差がそのまま製品に反映されると厳しいものがあります。
難しいですね[:ノーノー:][:ふぅ~ん:]
チェンブレーキアセンブリはネットショップで販売しています。
▼こちらこがるシリーズの安全性を向上させたいとお考えの方へ是非。
話は変わって日本で1台のこがる。
大源太農園さんの真似をしてみました。

スチール30cmガイドバー取付。

チェンブレーキ仕様。


1/4ピッチ、1.1mmゲージです。[:楽しい:][:見る:]
アサリが小さいのです。
切れそうでしょう。
しかし、これは動かすことが出来ません。[:悲しい:][:たらーっ:]
無理やり取り付けたので、動かせないのです。
エンジンかけると大変なことになってしまいます。[:びっくり:]
絵に書いたもちと一緒です。
それではまた。
共立は国内メーカーでは昔から慣性自動チェンブレーキをトップハンドルチェンソーなどにも装備していました。
(オプション設定)
チェンブレーキにも2種類あり、慣性自動チェンブレーキとハンドブレーキ(手や腕にハンドガードが当たりブレーキがかかる)
ガあります。
特にトップハンドルチェンソーは慣性自動チェンブレーキの方がいいと思います。
慣性自動チェンブレーキは使用方法をしっかり聞かないとチェンソーを壊すこともあるので注意が必要です。
共立エコーブランドのトップハンドルチェンソーは慣性自動チェンブレーキのようですね。
エコーのサイトで確認しました。
国内メーカーでも排気量にかかわらず安全性を考えてきていると思います。
それではまた。