今回はスチール商品の価格改定について
今年の1月からアクセサリー商品(林業用品)や部品価格が若干値上がりしました。
いきなりの値上げで、仕入れのタイミングが・・・後悔しました。
ハスクバーナも同じように若干の値上げがありましたが、数ヶ月前からアナウンスがあるので、こちらも心の準備が出来るのですが・・・
円高といわれていますが、ユーロ危機で欧州は厳しい状況のようですし、原油価格の高騰で、値上げに踏み切らざるを得なかったのでしょう。
もともと為替レートで価格改定はあまり無いと聞いています。
(本当かどうか分かりませんが)
値上げも痛いですが、値下げも怖いものがあります。
今回はこのパターンを紹介します。
スチールは商品価格特にチェンソーの価格改定を良く行っています。
標準小売価格と実売価格に今までは差がありましたがこれをなくしていくようです。
それに伴い価格が上がるものや値下げになるものもあります。
ライバルメーカーに対抗するため大幅値下げになったものもあります。
普通値下げになるとユーザーさんにもいいし、販売店もよく売れるのでいいこと尽くめかもしれません。
スチールは昨年10月1日付けで下記ポスター商品の大幅値下げがありました。

当店へ知らせが来たのは数週間前です。
いきなりだったので、勘弁してほしいと思いました。
(利益率も下がりましたし・・・)
一番困ったのは大々的に値下げを告知するということでした。
値下げをアピールするのはなぜ困るか不思議に思われるかもしれません。
販売促進につながるのでいいじゃないかと思われる方が多いと思います。
確かに値下げになって若干販売数が増えたと思います。
(当店は一般の方が少ないので余り効果は期待できません)
ではなぜ困ったかというとすでに購入した方がいることです。
ずいぶん昔に買った方ならあまり文句も出ないかもしれませんが・・・
1ヶ月2ヶ月前に買った方などどう思うでしょうか。
大々的に値下げを告知しなければ、私は少しずつ値下げをしていけば先に購入した方からも余り不平が出ないかなと思うのですが・・・
そのような宣伝をするならば当店もあわせなければなりません。
当店はMS192Tを良く販売していました。
値下げ前と後では10000円弱の価格差があります。
ホント困ったなーと思いました。
そしてついこの間私が危惧していたようにお客さんは高く買わされたと思っていたようです。
そのお客さんの周りでは当店の悪評が立っているようでした。
悲しいですね。スチールを良く売っているところがより多く悪評が広がっているのかもしれません。
このブログを読んでいる方で自分も高く買わされたと思っている方がいるかもしれませんが、私たち販売店もいきなりの通達でどうしようもなかったのです。
近い将来大幅値下げすることが分かっていたら、その旨伝えます。
ほんとに知らなかったのです。
もし長い付き合いのお店から同じような目にあったと思う方がいればそれはあなたをだまして高く売りつけたわけではないと思います。
仕方が無かったと思います。
売りっぱなしの商品や季節商品は翌日に半額などよくあることでしょうが、それは購入者も理解していると思います。
チェンソーなどアフターサービスもセットになっている商品はお客さんと長い付き合いになります。
今回の価格改定では不信感を持たれたお客さんも少なからずいたのではないでしょうか。
決して値下げ前に高く売ろうとしていたわけではないです。
アフターサービスをきちんとして長い付き合いでいこうと思っている販売店ほどそのようなことはしないと思います。(私もそうです[:嬉しい:])
今回の価格改定で喜ばれたお客さんも多くいると思います。
しかし、不信感を持ったお客さんもいることを考えなければなりません。
難しいです。
スミマセン。