今回はハスクバーナ560XPチェンソーについて少し。
ハスクバーナのチェンソーは本当にかっこいいです。
デザインはスチールよりもいいと思います。
デザインはスウェーデンがいいのかな。
ただ、細部の作りこみはスチールが上だと思います。
これもドイツというお国柄なのかもしれません。
さて、ハスクバーナの560XPは当店ではまだ1台しか販売していません。
このサイズのチェンソーは価格が跳ね上がるということもあり、あまり売れないのです。
1台しか売っていないハスクバーナ560XPユーザーの方からエンジン再始動性がよくないような気がすると連絡がありました。
私は気が小さいので心の中で「マジですか」と叫んでいます。
修理しなれたチェンソーならなんとなく原因の予想は立てられるのですが・・・
まだ分解もしていないチェンソーだと本当に「なんだろ」と不安になります。
特に560XPは電子制御なのでその部分がおかしければまったくのお手上げです。
まだ、パソコンで行う診断ソフトもないので・・・本格的に悪かったらどうしようという感じでした。
(とりあえずは大事に至っていませんのでご安心ください)
チェンソーを持ってきてもらいその場で話を聞きたかったのですが、そういうわけもいかず電話で使用状況を簡単に聞き、私なりに原因の予想はありましたが、新型機種なのでメーカーの営業の方、技術の方、数人に聞きました。
その後チェンソーの調子を聞いたのですが、問題ないようでした。
私の予想が少し当たっていたようでした。少し安心しました。
今回メーカーさん数人の方と話をしましたが、私の知らないことをいろいろと教えてもらいました。
その形になっているのは知っていますが、なぜその形になっているのかということまで教えてもらったり、過去の事例を教えてもらったり、本当にためになりました。
疑問にも思っていなかったその形に、わけがありそういう症状を起こす。(わけが分からないでしょうが説明が難しい)
これからは修理するときもう少し何故と思うようにします。
(年をとると何故と思わなくなる)
新型チェンソーはやはりある程度分解しないとホント不安ですね。
分解するとなんか安心します。
(私の知り合いの販売店では新型チェンソー必ず全分解するといっていました。すごいです。)
そこで少し分解してみました。キャブレターを取り外してみました。
ハスクバーナの代理店会議に出ていなければ取り外せなかったかもしれません。
取り外せたにしろ壊していたかもしれません。
面倒です。

今までのキャブレターと比べかなり複雑になっています。

右側黒い樹脂の中に電子制御のチップが入っているそうです。
スチールはイグニッションモジュールにチップが入っているといっていました。
ですからイグニッションモジュールではなくコントロールユニットというようです。
クランク室へ行く混合ガスの経路と掃気ポートへ行く空気は別経路の方がコントロールしやすいようです。
仕組みは複雑になってしまいますが。
さて、今回は事なきを得ましたが、パソコンソフトが来るまで故障しないでほしい。
それではまた。
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