今回はソーチェンの目立てについて。
チェンの目立ては私よりも詳しい方が、各サイトで紹介しています。
後ほどそちらのサイトも紹介したいと思います。
当店でもたまに目立ての講習などを行っています。
講習といってもメーカーの目立て道具の使い方を教えるくらいですが。
外販が主だった頃は、プロの業者さんがほとんどだったのでこちらから目立ての仕方など教えることはほとんどありませんでした。逆に教えてもらう側でした。
店舗販売が主になるとお客さんも一般の方が少しずつ増えてきました。
私は目立ての道具を使用して目立てすることを勧めているます。
うまく目立てが出来る方もいますが、なかなかうまく出来ないという方も何人かいます。
そしてあることに気が付きました。
その前にこちらの動画を見てください。
※丸ヤスリではなくぺフォードダブルベベルヤスリを使用しています。
一つの刃に対して2~3回しかヤスリを当てていません。
林業の方など休み時間に目立てするときはこんな感じだと思います。
このような話を一般の方が聞くとヤスリを当てる回数は2~3回でいいと思ってしまう方もいます。
このような目立ての仕方は言ってみれば、まだ切れている刃をさらに切れるように目立てしていると思っていいです。
作業中に数回(休憩時間のたびに)目立てをするならば、このように一つの刃に対して2~3回ヤスリを当てるだけでもいいです。
土、砂、石、釘、などに当てた場合やいよいよ切れなくなるまで目立てしない場合、忘れた頃に目立てするという場合は、ヤスリ2~3回で目立てが完了することはありません。

上の写真は土か砂に当てたと思われるチェンです。
左の矢印の部分がきれいにたつまで目立てしなければなりません。
ダメージのある部分をすべて削り落とさなくてはなりません。



赤い線のところまで削り落とさなくてはなりません。
場合によっては2mm~3mm位まで削り落とします。
ソーチェンの刃(カッター)のトッププレートとサイドプレートにはメッキが施されています。
このメッキが切れるところです。
メッキがはがれていたり、痛んでいればそこまで削り落とします。
丸ヤスリで削り落とすとなると大変です。
電動の目立て器などで目立てすることもありますが、その時に注意しなければならないのは、カッターに焼きが入らないようにすることです。
目立てはヤスリを当てる回数ではなく、カッター(刃)に受けたダメージ部分をすべて削り落とすということです。(結構大変です)
余りにダメージがひどければ、目立てをするより新しいソーチェンに交換するほうがいいという方もいます。
それも一つの手だと思います。
丸ヤスリの使用本数、時間を考えればどちらがいいか・・・
次によくあるのが、カッターにあった丸ヤスリを使用することです。
このあたりのことは取扱説明書にも
書いてあるので読んでみてください。
目立てについてもっと知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。
▼「磐井の里から」さんの目立てについて▼ソーチェンの各部名称実店舗ではソーチェンの目立てもやっています。(1000~2000円)
当店に持ち込まれるソーチェン目立てはほとんどが石や釘などに当てたダメージのひどいものです。
スチールのUSG電動目立て機で目立てしています。
焼きが入らないように注意してやっているので、ソーチェン1本目立てするのに約30分掛かります。
各メーカーさんの資料です。



この3点に注意して目立てし、とにかくダメージ部分をすべて削り落とせば、そこそこ目立てはうまくいくと思います。
※横刃目立て角はソーチェンの種類により60~85度などといわれています。
目立てはポイントをある程度押さえていれば、そこそこ切れるようになります。
さらに切れ味を求めたい方はいろいろな目立てのサイトを参考にしてみてください。
それでは。
一瞬、ドキッとしながら読みました。
切り出し前に、空回し(余りやらず)>チェーンオイル出しをしてなかった様な・・・
連続で、どんどんやっていましたので。
燃料、オイル、目立てはしてましたが、チェーンオイル出しは・・・
次回から、気をつけたいと思います。
有り難う御座いました。