いろいろな呼称がありますが、汚れた空気からごみを濾しきれいな空気にするものです。
農林業用内燃機関エンジンにはすごく重要な部品になります。
こまめに点検洗浄してください。必要であれば新品と交換してください。
エアフィルターについてやってはいけないことを紹介します。

何か別の用途で使われているスポンジを切り取ってエアフィルターの代用としています。

形にあっていないので、隙間からごみが入っていると思います。

ごみは入っていました。
この状態でしばらく使用していたようです。
症状としては最悪の状態でした。
エンジンの掛が悪い、ごみの吸いすぎによるものと思われます。
ピストンシリンダー交換が必要でしょう。
ピストンだけの交換でも大丈夫かもしれませんが、当店ではこの場合シリンダーも交換します。
ギアケースも悪かったので、新品の刈払機に買い替えをお勧めしました。
このようにたまにエアフィルターを自作する方がいますが、形はきれいに合わせた方がいいです。
ごみが入らないようにするのがエアフィルターなので隙間があれば意味を成しません。
それともう一つ、スポンジの中にはガソリンで溶けてしまう素材のものもあります。
十分注意してください。
出来るだけ応急処置で使用するのではなく出来ればエアフィルターの予備を用意していたほうがいいと思います。
純正のエアフィルターでも経年劣化していきます。
スポンジがぼろぼろに壊れてしまうこともあります。
こまめな点検をお勧めします。

チェンソーのエアフィルターです。樹脂製のメッシュタイプです。
これも真っ黒です。(このようになるのも原因があります。)

目詰まりしてくると、脇から空気を吸い込もうとしてきます。

こうなる前に洗浄したほうがいいと思います。
手っ取り早い洗浄方法は、スプレー式のパーツクリーナです。
これは簡単に油汚れとごみをきれいに落としてくれます。
ただ、注意が必要です。
私はまだ経験したことがないのですが、当店のお客さんによると、強力なパーツクリーナーだとエアフィルターが溶けてしまうといっていました。
プラスティックなどに使用できるパーツクリーナーを使用した方がいいでしょう。
パーツクリーナーがなくても洗浄できます。
中性洗剤で水で洗い流す方法です。
この場合の注意点は完全に乾燥するまでエアフィルターを取り付けないでください。
それ以外の方法。

ペットボトルを切ったものにエアフィルターを入れます。

燃料(混合ガソリン、ガソリン古くなったものでOK)をいれ振って洗います。
汚れがきつかったのでこれだけではきれいになりませんでした。
コンプレッサーの圧縮空気で吹き飛ばします。

こんな感じになります。
ただ、きれいに見えても古くなると、目詰まりしてきます。
ある程度使用したエアフィルターは交換するようにしてください。
それではまた。
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