今回は初心者の方へ対しての目立て方法を書いてみたいと思います。
目立ての仕方は本、ネットなどでいろいろと紹介されています。
ある程度目立てが出来てそれ以上に切れ味を求めたい方は、そちらを参考にしてください。
初めてチェンソーを使う方、初めて目立てをする方は目立て用の冶具(道具)を使用してください。
最初から丸ヤスリだけで目立てすることは難しいと思います。
ソーチェンの構造カッターがどのように木を切っているか熟知していて、手先が器用な方は丸ヤスリだけで大丈夫かもしれませんが・・・
初心者の方だけが目立ての道具を使っているわけではありません。
ベテランの方でも使用しています。
鉛筆で真直ぐな線を引けといわれて、フリーハンドで真直ぐな線を引ける方は非常に少ないと思います。
そこで使用するのが定規です。
目立ての道具もそのようなものです。
目立ての道具はいろいろありますが、今回はハスクバーナとスチールのものを紹介します。
スチールの目立て道具は当ネットショップで販売していませんが、他のネットショップで販売しているところもありますし、お近くのスチールショップでも販売していると思います。

どちらの商品にも使い方が書いている取扱説明書が入っているので、それをよく読んでください。
使い方の説明を受けたいと思う方はネットショップなどで購入せず、お近くの専門店で購入時に使用方法をお尋ねください。
チェンソー販売店でも説明できないところもあるようなので、注意してください。(チェンソー担当の方が留守のときもあるかもしれません。)
そのような場合でも当店では対応できませんので予めご了承ください。
当店ではご購入時の説明は、ご希望があれば行なっておりますのでご安心ください。
それでは、スチールの商品のほうの簡単な説明をします。
まず最初にソーチェンに合った丸ヤスリを使用してください。

丸ヤスリの当て方は下写真のようにします。

スチールのヤスリホルダーがあれば簡単です。
これはハスクバーナの目立てゲージでも同じような効果があります。

スチールの目立てゲージは丸ヤスリに金属の板を取り付けています。
丸ヤスリを押す方向でヤスリがかかり目立てを行ないます。
ヤスリは何回くらいかければいいのかとよく聞かれますが、回数ではありません。
ソーチェンのカッターがきれいに立つまでヤスリを当てなければなりません。
▼前回のこちらもご覧ください。こちらもご覧ください。
▼「磐井の里からさん」のサイトより目立てに関してはすごく参考になるサイトです。
そのほかにも薪ストーブの仕組みや原理も「なるほど」と思わせてくれます。
目立ては冶具を使って説明書どおりにすれば大丈夫だと思います。
虫眼鏡などでカッター部を拡大して重要なところがきちんと目立てできているか、確認してください。
きっちり目立てが出来ていて、それでも切れないというときは、デプスの調整が必要な場合もあります。


図ではカッターが大きく描かれているので、飛び出しているデプスが大きいですが、本物のソーチェンのカッターはここまで大きくないので、飛び出す量はほんの少しです。
正常なソーチェンでもデプスの差は0.65mmです。
1mmよりも小さいのです。
デプスの飛び出し具合も虫眼鏡などで拡大して確認したほうがいいと思います。
スチールのファイルゲージを当てたまま平ヤスリでデプスを落とさないでください。
デプスを平ヤスリで落とすときはファイルゲージを外してください。
ファイルゲージは計測器です。
目立ては道具を使い説明書どおりに行なえば、そこそこ切れるようになります。
ヤスリの当て方が間違っていたり、ヤスリの当て方が不十分だったりした場合は切れません。
拡大鏡でソーチェンを良く観察してみてください。
近い将来スチールから新しい目立ての道具が販売されるかもしれません。
お楽しみに。
それでは。
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