今回は刈払機のメンテナンスについて。
取扱説明書を隅から隅まで読めば、定期的にやらなければならないメンテナンスはわかると思います。
(よく読んでいる人は少ないかもしれませんね)
今回紹介するメンテナンスも取扱説明書にも書いてあります。
機械に詳しい方や慣れている方はすでにやっていることだと思います。
それはグリスです。
重要だけれどもあまりやっていないメンテナンスとしてギアケースにグリスを注すということです。
刈払機ユーザーの中でどれくらいの方が、ギアケースにグリスを注しているでしょうか・・・?
当店では刈払機購入時に説明はしていますが、どれくらいの方がグリスアップしているか?
ギアケースの故障は昔に比べると少なくなったと思いますが、軽量化を図った刈払機などはギアケースの軽量化で若干耐久性が弱いと思います。
定期的にグリスを注すことで故障を減らすことはできます。
ではグリスを注す場所がわからない人のために説明します。
グリス自体はギアグリスで耐熱性のあるものを使用すればいいと思います。
当店ではゴールドグリスというものがよく売れています。
▼ゴールドグリスこちら下の写真のグリスはゼノアのグリスです。

ギアケースにグリスを注すには先端が円錐状になっているものがやりやすいと思います。

青い矢印のネジを外してからグリスを注します。
刈払機によっては、汚れたグリスを出すところも付いています。
赤い矢印のネジを外し、グリスを注せばここの穴から汚れたグリスが押し出されてきます。
きれいなグリスが出てくるまで注入します。
汚れたグリスを出す穴が付いていない刈払機は、グリスを注すとアウターパイプ側に汚れたグリスが追いやられてしまいます。
汚れたグリスはアウターパイプやドライブシャフトに対して悪い影響はほとんどありません。
グリスがたまってくるので重量が増えますが・・・。
ギアケースを上側にして刈払機を立てかけているとグリスがエンジン側に流れていくので注意してください。
写真の緑色矢印のネジを(2か所あります)外すとギアケース自体が取り外せます。
取り外してからグリスアップするとドライブシャフトの差し込み穴から汚れたグリスが出てきます。
これを取り除けばアウターパイプにグリスが溜まることはありません。
グリスアップすればギアケースの故障はほとんど起こらないと思います。
(1万円台の刈払機はわかりません)
ギアケースの注意点はまだありますが、それはまた別の機会に書いてみます。
※刈払機を販売しているところは説明していると思います。
それではまた。
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