今回はエンジンオイルについて。
エンジンオイルはチェンオイルよりも気を付けなければならないと思います。
エンジンの寿命に大きく影響してくると思います。
また、プラグなどの部品の交換比率も高くなります。
長年修理をしてきてオイルの良し悪しでエンジン内の汚れ方や摩耗の状態が違うことを見てきました。
また、使用しているお客さんからの評価も全然違います。
当店では50:1オイルの使用を勧めています。
私はオオマチキハン時代から25:1のオイルを売ったことがありません。
良質の50:1オイルの使用を勧めても中には、安い25:1オイルや安い50:1オイルを使用する方も多くいます。
すごく心配なのが、私が良質の50:1オイルを勧めているのに、「50:1」というところだけが独り歩きして、又聞きの人など25:1のオイルを50:1に薄めて使用している人がいます。
これは絶対にやめてください。25:1のオイルは25:1に薄めてください。
当店では以前はハスクバーナの50:1オイルのみを販売していました。
そしてさらに高いスチールのHPスーパーを販売するようになりました。
(HPスーパーを常用してくれる方はまだ片手ほどです)
ハスクバーナの50:1オイルは1リットルで1680円で販売しています。
1リットルで50リッターの混合ガソリンが作れます。
ガソリン価格1リッター150円とすると50リッターで9000円
ハスクバーナ50:1オイル1680円、合計で10680円です。
1リッターあたり213円です。
安い25:1混合オイルは1リットルで500円くらいであります。
ガソリン25リッターで4500円、合計で5000円。
1リッターあたり200円になります。
1リッターあたりの価格差は10~20円の間になるかと思います。
エンジンに対する影響を考えればハスクバーナのオイルを使用する方がいいと思います。
しかし、1リットル1000円を切る50:1オイルなどが出てきています。
ロースモークタイプで排気ガスがきれいなオイルです。
FD級のものもあります。(今のところ最高ランク)
FD級だからと言ってエンジンにもいいというわけではありません。
このあたりのことはいろいろと難しいので端折ります。
50:1でもあまりよくないオイルがあると思います。
そこで当店は昨年から若干価格の安いゼノア製ややまびこ製(新ダイワ)の50:1オイルも販売するようにしました。
チェンソーメーカーが出しているので、変なものは出していないだろうと思っています。
それとハスクバーナとスチールからは4リットル缶や20リットル缶は国内では販売していません。(国産OEM商品はあります)
4リットル、20リットルがほしいお客さんには、ゼノア製のものを販売するようになりました。

ハスクバーナの50:1オイルを使用していたお客さんもゼノア4リットル、20リットルを使うようになりました。
しかし、少し後悔しています。
オイルの性能はハスクバーナの方が上だと思います。
(あくまでも修理屋が修理してきた機械を見ての判断です)
ハスクバーナを使ってくれていたお客さんにはそのままハスクバーナを使ってもらっておけば良かったと思います。

スチールHPスーパーもいいです。
HPスーパーを常用している方はハスクバーナのオイルよりエンジン始動時の煙が少ない気がするといっていました。
しかし、価格差を考えればハスクバーナのオイルがいいでしょう。
スチールの4Mixエンジンでも7年ほどになりますが問題ないと思います。
ハスクバーナのオイル、4リッター缶、20リッター缶が出てほしいです。
個人の方にはなかなか売れないでしょうが、業者さんには売れると思います。
いいものですし、実際今でも1リッター12本入りケースを購入する方は多くいます。
最後に、最近は煙も少なく始動性の良い50:1オイルもいろいろと出てきています。
煙が少ないエンジンの掛がいいと感じている方も多くいると思います。
ただ、エンジンを分解してみると・・・オイルの品質の差がわかることもあります。
それではまた。
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