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同じ刈払機で似たような状況。

昨日、今日で同じ型の刈払機を2台、シリンダーを外してみました。

まずは昨日の刈払機修理から

本当は違う症状が気になってお客さんは修理に持ってきたのですが、スターターロープを1回引いて違うところにも問題があると感じました。

お客さんが気になった症状は、今までならギアケースなどを点検するだけにとどまっていましたが、今は違うところも点検するようになりました。

これは、やまびこさんの代理店会議で小耳にはさんだ話と、カーツさんの技術の方と話をしてから勉強させてもらいました。

やまびこさんの会議では本当はこの件について突っ込んで技術サービスの方にいろいろ話を聞きたかったのですが、時間もなくできませんでした。残念

会議の最中に私一人が技術の方を独占して会話をすることは難しいです。

スチールやハスクバーナなどは宿泊もあり夕食から懇談会になるのでその時に技術の方を捕まえていろいろ質問したりします。

技術の方だけではなく同業者の方にもいろいろ質問したりもします。

この時間は本当に貴重な時間です。

やまびこさんの技術の方にも質問したいことがあるのでこういう機会があればまた参加したいです。


話を戻します。

スターターロープを引いて問題があると思ったのはカーボン詰まりです。

マフラーにたっぷりカーボンが詰まっていました。

スチールのピュア50:1オイルを使用しているお客さんです。

このオイルはチェンソーで使用している分にはあまり問題はないと思いますが、刈払機などで使用しているとたまにこのような症状が出てきます。

中低速で長時間使用していたりすると出てきます。
1~2日でこのような状況になるわけではありません。
数か月、数年でなることが多いです。(業者さんレベルでの使用頻度)

当店でも今はスチールのピュア50:1オイル販売しています。
カーボンが詰まるオイルをなぜ販売しているかと思う方もいるかもしれませんが、
ホームセンターの激安オイルや25:1オイルと比較すると雲泥の差があります。

一般の方だとこのような症状になるには何年という長い年月が必要だと思います。

(激安オイルだと農家さんレベルで1年くらいで症状が出てくることがあります。廉価なオイルはこれ以外に重大な症状が出てきます。)


今回の修理はマフラー焼いてカーボンを取るだけで終わりませんでした。
最初に書いたお客さんが訴えていた症状があるので、シリンダーを外しました。

すると、面白いものが見れました。


ピストンクラウンにクレーターみたいな凸凹がたくさんできていました。



何か異物がピストンシリンダー内で暴れたのだと思います。

この異物は金属ではなかったと思います。
カーボンのかけらか何かだと思います。

ピストンクラウンの金属に傷がついているのではなく、ピストンクラウンに積もったカーボンに傷がついているだけでした。

ワイヤーブラシで磨くときれいになりました。



シリンダー側です。

カーボンが剥がれおちているところもありました。



この部分にはカーボンが残っていました。(ここをチェックしました)

このエンジンはカーボンが剥がれおちた形跡があるのに、奇跡的にピストンシリンダーに傷や摩耗があまりありませんでした。

エンジン始動、運転に問題ありません。幸運です。

写真を取ればよかったのですが、ピストンの裏側には煤、タール、カーボン等はまったくといっていいほど付いていませんでした。

クランク室はきれいでしたが、燃焼室とマフラーはカーボンが詰まっていました。



もう1台の修理、使用エンジンオイルはゼノア50:1オイルです。





カーボンノックか何か原因はわかりませんが、ピストンクラウンに溜まったカーボンが剥がれおちています。

ピストンの裏側には少し黒くカーボン(ねっとりした)が付いていました。



シリンダー側にもうっすら付いています。

このエンジンはダメでした。
エンジン始動するのですが、調子が悪くすぐエンストする状態でした。



写真のピストン少ししか傷がついていませんが、裏側の排気ポート側は縦に傷が入っています。

シリンダーを少し磨いて、ピストンを交換すれば直るように思うかもしれませんが、クランクシャフト、クランクベアリングもやられていました。

写真の矢印、これは金属の欠片でした。
ベアリングの球が壊れているようです。
クランクシャフトも摩耗していました。

ピストン裏側のカーボンが原因かと思いましたが、エアフィルターが悪くてゴミを吸ったと思われます。
なんか変な異物が入っていました。(草みたいなもの)

このエンジンはピストン裏側がカーボン付着していました。

燃焼室にも若干のカーボン付着があり、排気ポートにも付着がありました。

マフラーはカーボン詰まりはありませんでした。



オイルの特徴がよく出ていると思います。

ゼノアのオイルは流行りのFD級オイルで排気閉塞性が少なく排気の白煙が少ない仕様になっています。
欠点としてクランク室側にカーボン、タールが溜まりやすくなっています。

スチールピュア501:1オイル(国産OEM商品)は、たぶんFB級くらいだと思います。
排気の白煙が多くなりやすく、燃焼室、マフラーにカーボンが溜まりやすくなります。

しかし、クランク室側にカーボン、タールなどの汚れは溜まりにくくなっています。

写真撮っておけばよかったです。
ピストン裏側の汚れ方は全然違いました。


オイルのランクとしてはFD級が上です。
ただこのFB、FC、FDというランク分けは排気の白煙、排気閉塞性だけのランク分けと思っていいです。

オイルの潤滑性能やそのほかの性能も優れているかどうかは、このクラス分けではわからないと思います。


ハスクバーナのLSオイルはFD級ですが、ハスクバーナにはLSよりグレードの高いXPというオイルがありますがそれはFBかFC級だったはずです。


ですから混合オイルを購入するときは、FD級だから大丈夫だと思わないでください。

FD級にするにはある添加剤などを入れると比較的に簡単になるそうです。

しかしその添加剤はクランク室側に悪影響を及ぼします。

良質の添加剤、分量などをきちんと考えて作られているFD級オイルならばいいでしょうが、ただFD級の称号を取るためだけに添加剤を入れているオイルは注意したほうがいいと思います。



ゼノアの50:1オイルとスチールピュアオイルの場合クランク室のねっとりタール感はゼノアの方があります。

ピュアオイルの方がクランク室に与える悪影響は少ないと思います。

しかし、燃焼室、排気ポート、マフラーに与える悪影響はゼノアの方が少ないです。


あちらを立てればこちらが立たずになります。

これを高いレベルで両立させているのが、スチールHPスーパー、ハスクバーナLSオイルだと思います。

オイルの性能の目安は価格が一番わかりやすいかもしれません。

あとは販売店によく聞いてみてください。


各人によってまたは会社組織によってどのレベルのオイルを使用すればよいか。
相談すればいいかと思います。

お金に糸目をつけなければスチールHPスーパーです。

ただ、オイルを大量に使用するならば現実的ではないかもしれません。

購入するお店に、ご自身の使用状況を説明し、コストパフォーマンス、オイルの性能、使用する機械などでお勧めのオイルを紹介してもらえると思います。
(それなりのお店に行かなければ、無理かもしれません)

個人使用であればハスクバーナかスチールHPスーパーでもいいと思います。
HPスーパーは価格は高いですが、安心して使用できます。

ただ、一つ注意点があります。
いくらいいオイルでも調合がきちんとしていないと元も子もありません。

50:1をしっかり軽量してください。(多くても少なくてもダメです)

それでは。



※追伸、
ハスクバーナの50:1オイル昔の方が良かったような気がするのですが・・・

周りのオイルの性能が上がってきたので、相対的にそう感じているだけなのかもしれません。


1日がかりで書いたので、支離滅裂ですがスミマセン。


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